[古文]センター試験終了後に取り組みたい「現状分析と課題の発見」

この記事は、センター試験の前日に、センター試験が終わったあとの受験生のことを思い浮かべながら書かれています。ですから、私にもセンター試験の難易度がどんなものだったのか、わかっていません。うまくいった人、残念ながら失敗してしまった人、様々な人がいると思います。しかし、次へ向かってどう歩んでいくのかが重要なのです。

うまくいった人は、その自信をそのままに、勢いに乗って、志望校へ向けて脇目も振らず突き進んでください。ただし、慢心はいつでも足元をすくってきますから注意はしつつ。

残念ながら失敗してしまった人、とくに悔しくて悲しくて、なかなか気持ちを切り替えることのできない人にはどう言葉をかけるべきか、正直私にはその答えが見つかりません。ただ、センター試験が終わっても、受験が終わったわけではありませんから、現状を分析して、必ず課題を見つけてほしいと思います。

現状分析と課題の発見

普段は古文を教えていますので、古文を例にとってお話をしていきたいと思います。ただ、この話はもしセンター試験の傾向ががらっと変わっていたなら、半分は意味をなしません。それでも、傾向に関係なく、役に立つ部分があるはずです。

現状分析と課題の発見――センター試験(古文)問1


まず、センター試験古文の問1は語句の解釈問題です。
この問題は単語帳にも掲載されているような単語と、文法法則に則った直訳から考えることが基本です。その上で、文脈も加味して最終的な判断を下します。

ここで間違えをしてしまった人は、今一度単語と文法に抜けがないか確認しましょう。そのことに気づかせてくれたセンター試験に感謝の気持ちを持つまではいかなくても、前に進めるくらいには前向きに考えてみても良いのかなと思います。

また、このタイプの問題には、単語帳の訳語ではないものが正解であったり、そもそも見たことのない表現が傍線に含まれているケースがあります。この場合には、多義語の把握について不十分のところがあったり、文意を追えていないということが考えられます。

「多義語の把握」が不安な人は「ベースには理解のある暗記」を。

多義語の把握については、まず核となるイメージを語の成り立ちなどから把握し、訳の広がりを押さえておきましょう。無理やり力技で複数の訳語を覚えても、実際の試験の場では活きないことが多々あります。
ただし、最終的には複数の訳語がすらすら出てくるように暗記することもまた大切です。どちらか一方でよいということはないので、理解があれば暗記は不要という学習をしてきた人は、見直したほうがよいと思われます。暗記していることは、そのまま武器となるのです。ただし、ベースには理解のある暗記を心がけるのです。そうして、次の試験までに自分の単語知識の穴を徹底的に埋めてください。必ず道は開けます。

現状分析と課題の発見――センター試験(古文)問2


次に、センター試験古文の問2ですが、こちらは基本的には文法問題。

様々な知識が問われるわけですが、基礎的な事項ばかりです。つまりここで失点をした人は、基礎的な文法の知識に抜けがあったか、ケアレスミスかということになると思います。一見、読解とは関係のない文法問題には見えますが、文法は読解における生命線です。

この問2で、失点をしてしまう文法力ですと、今後の試験にも不安が残ります。まだ間に合うはずです、基礎的な文法の見直しをしましょう。

現状分析と課題の発見――センター試験(古文)問3以降

問3以降は、様々な問題が考えられますが、基本的には読めていれば解けるものばかりですから、やはりどこかで読めていなかったところがあるのでしょう。試験時間を気にせずゆっくりと読み見直してみて意味を取れるか確認をしてみてください。

もし、それでも意味が取りにくいところが大量にある場合は、問1と2の話につながるのですが、基礎的事項についての理解や暗記が不十分であると予測されます。
ある程度読めているのに、不正解が多くなってしまった人は、選択肢の見極めや、また設問の要求の把握で躓いたということが考えられます。

いずれにしても、自分の間違いの理由を分析し、次に同じようなミスをせぬように気を引き締めることが大切です。

読みが雑になっていないか確認する

そして、読みが雑になっていないか今一度見つめ直して欲しいです。

多くの古文の入試問題は、読めなければ解けません。逆に言えば、読むことさえできれば、多くの問題は解けるのです。その最も肝心な読みが疎かになっていないか、自分の取り組みを見直してほしいのです。目の前にある文章やものを、杜撰な目ではなく、丁寧に読むこと、見つめることは、試験に限らず重要で、あなたの今後に活きてくるはずです。

おわりに――失敗を分析し次に備える


落ち込んで前に進めなくなるか、失敗を分析し次に備えるか、それはあなたにかかっています。しかし、人はどうしても気持ちに左右されて、足踏みしてしまうことがあります。もし、周りに相談できる人、できればその科目の専門家がいれば、一緒に分析をしてもらいましょう。どんなにぼろぼろな点数でも恥ずかしがらずに、一緒に分析をしてもらうことで、道が開けることはあるはずです。そういう人が身近にいる方にとって、この記事はなんの意味もないでしょう。

そういう人が身近にいない人にとっては、砂粒ほどであっても役に立っていたなら幸いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメントは利用できません。

ページ上部へ戻る