という流れを意識してください。
もちろん,一発で完成度の高い,ツッコミどころのない小論文が完成させられているのであれば良いですが,実際にはいろいろと修正点があるはずです。
一度書いて,添削されて,それに基づいて書き直すんですね。
知識の補填
出題されたテーマに対する前提知識があまりに不足している場合,書きづらさを覚えるだけでなく,論理展開にも支障をきたす場合があります。したがって,少なくとも「ネタ本」,つまり
などの,頻出テーマを扱った参考書いろいろなテーマに関する知識を補填する作業をしておきたいものですし,
あまり余裕がないという場合でも,
過去問出題頻度が高いテーマに関してはこれに加えて一般書(新書・選書で可)を通して知識を補填する作業も過去問と並行して行っていきましょう。
課題文読解力の確認
また,課題文型小論文の場合,課題文の読解・要約ができるかどうかというのも確認したいものです。
この辺りに不安がある受験生は,評論文読解の問題集に取り組むことをお勧めします。
いろいろなタイプの小論文
昨年の早稲田大学スポーツ科学部一般入試における「じゃんけん」小論文で明らかになったように,「過去問ではこのタイプしか出てこなかったから」という学習は避けるべきです。
それも踏まえて考えるなら,
過去問で出ていないタイプの小論文にも触れたいものですし,
あるいは特定のテーマ・タイプに対する苦手意識があるという人もいるでしょう。
繰り返しますが,自分の受ける大学は「このタイプしか出ないから!」という学習はあまりお勧めできません。
最後に,本番まで他科目とのバランスをとりながら続けなければならないということもお忘れなきよう。