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「その場でお礼を言うだけだったら借りっぱなし感がすごい」

――今の活動をしていく上で、大事にしていることはありますか?
稲嶺睦:コミュニケーションです。来るものはあまり拒まないようにしているというか、まず話は聞いてみる。

イベントが終わったときも「ありがとうございました」と言ってもそのまま帰ってしまったら何か借りっぱなし感がすごいじゃないですか。

挨拶回りじゃないですけど、後日「あのときは本当に助かりました、ありがとうございます!」っていう一言があったら向こうも気持ちよくこのイベントを終わらせられるだろうに、その場でお礼を言うだけで帰ってしまったら、なんか途絶えた感がないかなと。

だから今年はそういうコミュニケーションをもっと意識的にとっていこうと思っています。

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上原:地域の活動をしている以上、地域との繋がりは深くなりやすいんですけど、そこに外部の人もできるだけ巻き込もうとするようにしてます。

北谷町外の人とか県外とか、まだ海外までは行けてないんですけど、新しい風を入れるような意識。そうすると多分お互いにとっていろいろ気づきがあるとも思うので。

もっと"子どものやりたいこと"をやらせてあげられる環境を作りたい

――今後のビジョンを教えていただけますか?

稲嶺睦:直近で言えばやっぱり居場所を確保して、その上で、子ども食堂だったり子供の居場所作りだったりをもうちょっとできるような形にしたいっていうのがあります。

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今、地域に学童があまりなくて、子供たちが溢れているといえば溢れているんですね。もちろん、おじいちゃんおばあちゃんたちが近くにいるから学童に預けないっていうのも選択肢ではあるけれど、そうすると今度はおじいちゃんおばあちゃんが疲れてしまう。

そういうことが少し多い地域ではあるので、そこの部分にも入っていきたいなと思っています。そこから、親が子どものしたいことをもう少しさせてあげることができる環境が作れたら良いなと。

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稲嶺真:何かサマースクールとか、沖縄だけにとどまらない活動もしていきたいよね。

稲嶺睦:たしかにそういう活動ができるようになったら理想ですね。

上原:逆に、私はこのCha-Ashibiの時間でもっと沖縄の勉強したいなとも思っていて、今年は沖縄料理とかの教室も開催しようという話もしているんですけど、「沖縄力」も高めたいです。

稲嶺睦:大人向けだったりもありなのかなって。子供だけじゃなくて大人も勉強する機会を作るという。

上原:お母さん世代ぐらいまでは方言も喋るけど……そういう文化もどんどんなくなっているので、琉球文化をもう1回知りたいっていう時期です。

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環境環境でしか人は作られないから、その幅を広げてあげたい

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