[AO・推薦]12月の学習指針—AO・推薦対策③(非受験生)


12月の学習指針—AO・推薦対策①
12月の学習指針—AO・推薦対策② の続きです。
町へ出よう


AO・推薦入試のための学習は学校の中だけでは足りません。

学校での経験はもちろんあなたを成長させてくれますから、さまざまな活動や行事に積極的に取り組むべきです。
しかし一方で、学校の中で自足しているだけでは経験が不足してしまいます。

学校の外には広い世界があります。その世界に出てみることであなたの経験はより広く深いものとなります。

では、学外でどのような経験をすればいいのでしょうか。
これもいくつかありますが、大きく3つに分類できます。

学外でしたい経験
① 学校とは異なるボランティア活動
② 学外のコンテストやワークショップへの参加
③ 美術館や博物館の観覧

それぞれについて見ていきましょう。

①学校とは異なるボランティア活動

ボランティア体験を実施している学校は数多くあります。
しかしそれらは学校の行事であるがゆえにどうしても「強制的にやらされている」感じがつきまとうものです。

そこで、自発的にボランティア活動に参加するということが大切になります。

最近ではたくさんのNPO法人があり、それらの中にはボランティアを募集しているところがたくさんあります。そういうものに応募し参加すること。それがあなたに多くの体験をもたらしてくれます。

②学外のコンテストやワークショップへの参加

これは多くの人が知っているのではないでしょうか。
さまざまな分野で高校生対象のコンテスト、ワークショップが開催されています。有名なところでいえば、数学オリンピックやディベートコンテスト、ロボット制作のワークショップなどです。これらは学校を通して申し込むものも個人で申し込むものもあります。それらに積極的に参加してチャレンジしましょう。

その分野に関する実践的知識・技能はもちろんのこと、学外の高校生と交わる経験があなたを成長させてくれます。

③美術館や博物館の観覧


自分の目指す分野に関する美術館・博物館もたくさんあります。そこへ足を運ぶことが、知的体験となります。

また、美術館や博物館では担当学芸員の解説イベントや専門家の講演会など、より深い理解を促してくれる企画を実施しています。それらがいつ行われるか調べ、事前申し込みが必要ならおこなって参加しましょう。
学芸員の話が聞ける機会はあまりありません。
そういう場に参加することは、学芸員や専門家に質問する機会にもなります。そこでの経験はあなたに特定分野に関するより深い知識をもたらしてくれます。
ぜひ積極的に参加してほしいところです。

いずれのイベントも学校の長期休暇にあわせて行われることが多いようです。長期休暇であれば遠くに行くことも可能です。保護者の方に相談してイベントに家族旅行を組み合わせてもらうのも手の一つです。

高1生はまだ時間がありますから、各長期休暇にこのようなところへ足を運んでみてください。高2生は冬休みと春休みしかチャンスがありません。急いで調べて申し込んでください。本格的な受験勉強に入る前によい経験を積んでおくと、のちのちそれが生きてきます。

まとめ


というわけで、第1回目の冒頭に掲げた通り「書を捨てるな、町へ出よう」が今の時期の非受験学年がAO・推薦入試へ向けてできる最良の準備です。積極的に本を読む。学外へ出て多くの経験を積む。AO・推薦入試のためだけでなく、あなた自身の生を豊かにすることにもつながります。たくさんの経験を積んでくれることを応援しています。

AO・推薦入試の志望理由書の書き方やそのために必要なことは、学びエイド の「うかる! 志望理由書自己申告書の作成法」でご紹介しています。参考にしてみてくださいね。

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