
目次
- 1 政治・経済の勉強を夏から始めて間に合うのか まず不安なのがこの点でしょう。 周囲のライバルは4月から始めていたりするわけで、夏から始めて本当に追いつけるのだろうか。 結論から言えば間に合います。 政治・経済は、日本史や世界史に比べて暗記量が少ないため、共通テストや中堅私大はもちろん、難関私大でも夏から始めて十分に間に合います。 ただし、決して楽というわけではないです。 その点は肝に銘じて下さい。 以前、夏から始めて難関私大に現役で合格した生徒に、「結果的に合格できてよかったけれど、もう一度やるなら4月から始めますね。」と言われたことがあります。 要はそれだけ大変だった、ということです。 政治・経済の勉強を夏から始めるデメリットを意識する
- 2 政治・経済を独学で勉強するデメリットを意識する
- 3 インプット用の参考書とアウトプット用の問題集を用意
- 4 最後に
政治・経済の勉強を夏から始めて間に合うのか まず不安なのがこの点でしょう。
周囲のライバルは4月から始めていたりするわけで、夏から始めて本当に追いつけるのだろうか。
結論から言えば間に合います。
政治・経済は、日本史や世界史に比べて暗記量が少ないため、共通テストや中堅私大はもちろん、難関私大でも夏から始めて十分に間に合います。
ただし、決して楽というわけではないです。
その点は肝に銘じて下さい。
以前、夏から始めて難関私大に現役で合格した生徒に、「結果的に合格できてよかったけれど、もう一度やるなら4月から始めますね。」と言われたことがあります。
要はそれだけ大変だった、ということです。
政治・経済の勉強を夏から始めるデメリットを意識する
デメリットは、当然ながら勉強時間が限られてくる点です(この点は自覚していると思うので割愛します。とにかく勉強時間を確保しましょう。)。
しかし、もっと大きなデメリットは、勉強方法の試行錯誤をする暇がないことです。
4月から始めた場合、がむしゃらに勉強する過程で自分なりの勉強方法を試行錯誤し、夏から一気に効率を上げて、しかも長時間勉強する、なんてことができますが、夏から始めるとそれができません。
要するに、ぶっつけ本番で効率良く勉強してライバルに追いつかないといけない。
個人的に夏から始める最大のデメリットはここだと思います。
そこで、意気込んで勉強する前に、まずはしっかり情報を収集して、途中で迷わないように勉強方法を決めましょう。
この記事がその一助になれば幸いです。
政治・経済を独学で勉強するデメリットを意識する

政治・経済は科目の性質上、法改正によって制度が変わったり、新しい出来事が起こったりすると、勉強する内容も変化します。
塾や予備校に通っていれば、テキストは常に最新のものですし、授業を担当する講師からは、変化があればすぐに教えてもらえます。
独学の場合、参考書や問題集で勉強することになりますが、毎年改訂されているわけではありません。
この点が独学のデメリットになります。
そこで、参考書や問題集は出版年度を確認して、なるべく新しいものを使いましょう。
また、資料集は毎年改訂されているので、最新のものを使い、さらにニュース検定といった教材で最新の時事問題にアンテナをはることが必要です。
ちなみに、ニュース検定は大学受験であれば発展編がお勧めです。
インプット用の参考書とアウトプット用の問題集を用意
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政治・経済の日々の基本的な勉強方法は、情報のインプットとアウトプットです。
インプットとは、参考書を読んで、内容を理解し、暗記をすることです(具体的な方法は11月の記事にあるので参照してみて下さい。)。
アウトプットとは、問題集を解いて暗記の定着を確認することです。
そこで、勉強を始めるためにインプット用の参考書とアウトプット用の問題集を選定します。
政治・経済の参考書は暗記型と理解型に分けて選ぶ
参考書については大きく分類すると、①暗記すべき内容がまとまっているもの、②講義形式で解説がなされているもの、の2つになると思います。
参考書によっては①②両方がセットになっている場合もあります。
①は暗記をするためのもの、②は理解をするためのもの、と考えるとよいでしょう。
入試問題を解けるようにするためには暗記をしなければ始まりません。
よって、最終的には①を仕上げる必要があります。
ただし、理解していなければ暗記はできないし、入試問題で応用がききません。
そこで②があるわけです。
まずは書店などで①だけ読んで内容が理解できるかを確認し、厳しいようであれば②も検討する、といった方法がよいと思います。
ちなみに、②については、資料集やニュース検定、教養本で代用するという方法もあります。
教養本については、12月の記事で紹介しているので参照してみて下さい。
問題集も2種類に分類して選ぶ
政治・経済の問題集については大きく分類すると、①入試問題を収録したもの、②1問1答形式のもの、と考えるとよいでしょう。
いきなり入試問題を解いて大丈夫そうなら①のみ、厳しいようなら②も検討する、といった方法がよいと思います。
最後に
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以上、参考書と問題集の選び方の基準についてお話をしました。
参考書と問題集を選んだらあとは覚悟を決めて勉強しましょう。
遅くとも11月までには、参考書(①の方)は繰り返し読んで内容は理解できた、という状態にもっていきましょう。
問題集(①の方)も繰り返し解いて、ミスがほぼ存在しない状態にもっていきましょう。
なお、現時点では本格的な暗記や過去問については気にしなくて大丈夫です。
![佐藤 俊彦]()
首都圏の塾・予備校に出講。
「自習のための授業」がモットー。
自習に必要な教材、課題を提供し、勉強法も具体的に指示する。
「辛いけど言われたことをやったら成績が上がった」と言われるべく教壇に立つ。
周囲のライバルは4月から始めていたりするわけで、夏から始めて本当に追いつけるのだろうか。
その点は肝に銘じて下さい。
個人的に夏から始める最大のデメリットはここだと思います。
この点が独学のデメリットになります。
また、資料集は毎年改訂されているので、最新のものを使い、さらにニュース検定といった教材で最新の時事問題にアンテナをはることが必要です。
アウトプットとは、問題集を解いて暗記の定着を確認することです。
①は暗記をするためのもの、②は理解をするためのもの、と考えるとよいでしょう。
よって、最終的には①を仕上げる必要があります。
ただし、理解していなければ暗記はできないし、入試問題で応用がききません。
そこで②があるわけです。
問題集(①の方)も繰り返し解いて、ミスがほぼ存在しない状態にもっていきましょう。
首都圏の塾・予備校に出講。
「自習のための授業」がモットー。
自習に必要な教材、課題を提供し、勉強法も具体的に指示する。
「辛いけど言われたことをやったら成績が上がった」と言われるべく教壇に立つ。




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