【科目選択】世界史選択のポイント【日本史、世界史どっちを選ぶ?】

河原数馬先生に科目選択で日本史を選ぶ場合のポイントを紹介してもらった前回に引き続き、今回は世界史講師の鈴木悠介先生にそれぞれの科目の特性やどんな人に合っているかを紹介してもらいました。

受験科目選びで迷っている人も、すでに学びたい科目が決まっている人も必見です。

(編集:N)

科目選択で世界史を選択するポイント

社会科の科目選択で、迷う人はとことん迷ってしまう世界史と日本史。
そこで今回は世界史という科目の特徴を紹介することで、科目選択の参考にしてもらおうと思います。

世界史と日本史の分量の差

まず気になるのは、覚えるべき事項の量に差はあるのかという点ではないかと思います。

これについては、山川の教科書や用語集の厚さレベルで言えばほぼ同じであるため、大差は無いといえるでしょう。
ちなみに旧版のZ会一問一答では、収録用語数が日本史2100語、世界史2000語の設定でした。

ほとんど誤差の範囲内ですね。

 

中学校で学習する世界地理の知識は頭に入っているかどうか


次に世界史・日本史それぞれの科目としての性質についてです。
一般的に言われるのは世界史は「広く浅く」、日本史は「狭く深く」ですね。

世界史はまさしく全世界の歴史を扱うため、自分の好きな時代・地域を見つけやすく、飽きっぽい受験生には向いているとも言えます。

 

そこまで極端に特定の単元を深掘りしないので、娯楽性が高い科目と捉えることもできるかもしれません。
しかし一方で教科書の章立ては地域が飛び飛びになるため、そこにわかりにくさを感じる学生も多くいます。

いずれにせよ一国史ではない世界史では、時間軸・空間軸での歴史把握が不可欠です。
つまり、地図と向き合う覚悟が要求されます。

 

中学校の地理で学習するような世界地理の知識は頭に入っていますか?
河川・海・山脈・半島・現在の国境線などはある程度知っていることが望ましいといえます。

 

漢字? カタカナ?

世界史が苦手だという学生や、世界史が好きになれなかったという大人に聞くと、十中八九、「カタカナの用語が頭に入らなかった」と返ってきます。

カタカナ用語との付き合いは世界史学習の宿命ともいうべきもので、割り切って覚えるしかありません。

 

子供の頃、ポケモンであれば数百匹のカタカナ名をさほど苦労せず記憶できてしまったのではないでしょうか。
興味を持って、用語への愛着を膨らませながら頭に刻む学習を重ねれば、必ずカタカナ用語も暗記できます。

その一方、漢字が苦手という人もいます。

漢字から逃げるようにして日本史ではなく世界史選択に進んだ受験生を待ち受けるのが中国史です。
世界史における中国史の占める割合は大きく、また書きにくい漢字も含まれるので、結局漢字から逃げることはできないのです。

 

そうは言っても日本史と比べれば遥かに漢字用語の数は少ないので、漢字よりカタカナの方がマシ!という人には世界史を勧めます。

 

世界史を勉強することはその後の人生を豊かにしてくれる


では具体的に世界史を選択するメリットは何でしょうか?

まず、大学に入ってから大きな威力を発揮するのが世界史です。

様々な学問にアクセスする上で必要となってくる知識のインデックスを作る作業が世界史です。
「広く浅く」の世界史の効能が発揮されることでしょう。

 

また、すでに実感しているかもしれませんが、現代文の学習にも良い影響を及ぼします。
特に国民国家論などは世界史の知識の有無で理解度が変わってくるのではないでしょうか。

さらに、世界史を学べば、楽しめる映画や小説などの幅が一気に広がります。
歴史物に限らず、世界史的背景を知っていることでより深く内容が味わえる作品は意外と多いです。

もちろん、海外旅行もより楽しめるようになるでしょう。
教科書や図説で一度覚えた世界遺産を、あらためて生で見た方が感動も大きいものです。

総合的に言って、世界史を勉強することはその後の人生をかなり豊かにしてくれる可能性が高いといえます。
それは世界史の持つ「広く浅く」の性質が大きく関わっています。

 

世界史に向いている人

最後に、世界史に向いている人を箇条書きで挙げてみましょう。

・海外のことに関心がある
・カタカナに極端な拒否感がない
・好奇心の幅が広い
・大学に入ったら海外旅行をたくさんしようと思っている
・世界地図は大体頭に入っている

 

もちろん日本史にも多くの魅力があります。
自分の適性や関心と相談して間違いのない科目選択をしましょう。

 

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