世界史で受験生が苦手にしやすい単元とその攻略法――戦後史編

皆さんこんにちは。今回は苦手にしやすい単元の攻略法・戦後史編です。

第二次世界大戦後の歴史を扱う戦後史は、地域史や文化史と並んで不得意とする受験生の多い単元です。
理由としては、

  1. 学校・塾・予備校で十分な授業時間が取れないことが多い
  2. 教科書の構成も複雑で流れが見えにくい

などが挙げられます。

そこで今回は、以上を踏まえた上で「効果的な戦後史対策」をするためのコツをご紹介します。

戦後史対策は早い時期に一周しておく


一部の学校では近現代から学習を進めるなどして戦後史に比較的多くの授業時間を割いているケースもあると思いますが、それでもやはり多くの受験生は戦後史にかける時間が少なく、習熟度が未完成なまま本番を迎えているというのが実態ではないでしょうか。

そこでなるべく早期に戦後史を軽く一周しておくことをおすすめします。
やり方としては、

  1. 講義系参考書の戦後史部分だけを通読する
  2. 塾予備校や動画授業を活用する

の二つです。

講義系参考書の戦後史部分だけを通読する

書店の世界史参考書コーナーに行き、戦後史の単元だけを読み比べてみましょう。
一番自分にとって「わかりやすい」と思った参考書を選べば良いです。

なお、他の記事で推奨した『ナビゲーター世界史』(山川出版社)は、戦後史のページがやや少なめという特徴があります。


また『「なぜ?」がわかる世界史』(学研)も同様の傾向があります。

これらの本はシリーズ全体としては大変おすすめですが、戦後史単体で学習する際は、例えば『ストーリーでわかる世界史』(KADOKAWA)や、『青木世界史B講義の実況中継』(語学春秋社)も視野に入れると良いでしょう。

塾予備校や動画授業を活用する

次に②の「塾予備校や動画授業を活用する」についてです。

戦後史は予備校の講習会でも独立した講座が設定されていることも多いため、ピンポイントでの受講がしやすい単元です。

動画授業では、YouTubeで戦後史の単元名を検索してみるのも手です。
また一部有料にはなりますが、おすすめの動画サービスが2つあります。

おすすめの動画サービス①

一つは「学びエイド」です。

予備校講師の授業が1日3コマまで無料で受講できます。
世界史では『高校世界史をひとつひとつわかりやすく。』(学研プラス)に準拠した世界史講義が全単元分揃っています。

戦後史の解説も充実しているため、ぜひとも有効に活用したいところです。

おすすめの動画サービス②

二つ目は「ただよび」です。

YouTubeで1000本以上公開されている無料授業に加え、月額会員の「ただよびプレミアム」に加入すれば、全授業が見放題となっています。
Netflixの予備校版のようなサービスですね。

世界史も全単元の授業が見放題となっていますので、こちらもぜひ覗いてみましょう。

世界史の戦後史は「冷戦史」と「各国史」の二段構えで学んでいく


教科書の戦後史は、初学者がいきなり読んでも理解できるようには書かれていません。
ざっくばらんに表現するなら、「戦後史をすごーく理解した執筆陣が、一段高い視点から再構成している」からです。

そこで、最初はなるべくシンプルに学んでいくことが大切です。
おすすめは、「冷戦史」と「各国史」の二段構えです。

冷戦史の知識を戦後史知識の「背骨」にする

まずは「鉄のカーテン演説」から「マルタ会談」に至る東西冷戦の展開を一気に学んでしまいましょう。
これは途中で流れを切らずに見通してしまった方がわかりやすいです。

こうして冷戦史の学習が先に済んでしまえば、戦後の国際関係の概略も掴むことができます。
これを戦後史知識の〈背骨〉にします。

各国史の知識を戦後史知識の「肉付け」にする

次に各国史の学習に入ります。

「戦後のアメリカ」「戦後の中国」のように、その都度1945年から現在までの歴史をタテに学んでいきましょう。
これが戦後史知識の〈肉付け〉になります。

このようにしてひと通りの学習が終わったら、教科書に戻ってみましょう。すると最初はチンプンカンプンだった教科書の構成も、スッと頭に入ってくるようになることでしょう。

おわりに


以上、今回は戦後史の対策についてのご紹介でした。
きちんと戦後史が理解できたら、問題集を解くことも忘れないでくださいね。

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