世界史学習の「添え物」にしない! 経済史の理解を深める学習方法

皆さんこんにちは。世界史の学習は順調でしょうか。

世界史という科目の全体を眺めてみると、その内容をさまざまな基準で切り分けることができますね。

「時代」や「地域」で分けるのは一般的ですが、それとは別に「政治史」「経済史」「文化史」「宗教史」のようなテーマを立てて学習してみるのも理解が深まります。

また入試問題においても、このような切り口でリード文が作成されることは多く、実戦的な学力養成にも役立つ視点といえます。

今回はこうした切り口のうちから「経済史」をピックアップして、その重点的な強化方法を紹介します。

「添え物」ではない! 世界史における経済史


ところで世界史における「経済史」というテーマの立て方は、日本史と比べるとややマイナーな感があるかもしれません。

世界の全時代・全地域が範囲となる世界史では、純粋な経済史の記述はそこまで多くなく、経済史対策に特化した参考書や問題集も存在しません。

そのため、どうしても受験生は「添え物」のような印象を持ちやすいのが実際のところだと思います。

中国史を例に挙げれば、パッと思い浮かぶのが「宋代の社会経済」「明清の社会経済」の単元でしょうか。
この二つの単元は仮に飛ばしたとしても、とりあえずの歴史の「流れ」は理解できてしまうため、理解や暗記を後回しにする受験生がいます。

そういった意味では文化史とやや似ているかもしれません。

世界史学習の完成のためには、経済史の学習から逃げることはできない

しかし、世界史学習とは「塗り絵」と同じです。
最終的な世界史学習の完成のためには、経済史の学習から逃げることはできません。

受験生は無意識に学習のリソースを政治史に割きがちだからこそ、どこかで経済史だけをローラー作戦で攻略したいですね。

その際に政治史との関連性・結びつきを意識しながら学習できると理想的です。

経済史の学習でおすすめの書籍

経済史に特化した参考書・問題集は存在しないと言いましたが、一般書ではいくつかお薦めがあります。

最もお薦めなのは、『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【経済編】』(SBクリエイティブ)です。
著者は公立高校の先生(ムンディ先生)です。

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SBクリエイティブ
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本書は高校レベルを逸脱せずに、世界史における「お金の流れ(経済活動)」にスポットライトを当てた記述になっています。

高校世界史の全体から、「経済史」だけをすくいあげて解説を加えているため、世界史教科書の単元・記述のうち、どこが「経済史」なのかがわからないという人にも読んでもらいたい一冊です。

経済史の理解をさらに深めたいならこの2冊

さらに経済史に関して理解を深めたい人には、以下の2冊がお薦めです。

経済史の理解を深めるためにおすすめの書籍

 

宇山卓栄『世界史は99%、経済でつくられる』

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内容的には古代から現代までのアジア・ヨーロッパの経済史が解説されています。
カバーされる時代・地域が前述の『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【経済編】』に近いため、2冊目の本としてちょうど良いです。

ただし内容はハイレベルなので、「難しいな」と感じたら無理せず、まずは拾い読みでも構いません。

蔭山克秀『やりなおす経済史』(ダイヤモンド社)

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近現代世界史における経済史を、政治経済を教える著者が明快に解説しています。
資本主義の成立から現代世界経済までがカバーされており、「産業革命」「自由放任経済」「世界恐慌」「金本位制」「米ドル本位制」「変動相場制」「バブル経済」「アジア通貨危機」「リーマン・ショック」「BRICs」といった用語にアレルギーを持つ受験生は、参考書のつもりで読んでみましょう。

文体もやわらかく、とても読みやすく書かれています。

以上2冊は、予備校講師の著作です。
どちらも「本質をわかりやすく伝えるプロ」の面目躍如たる傑作です。

ぜひ受験生にも少しだけ背伸びをして読んでもらいたいですね。

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