古文の復習はこう進める!読解力を伸ばすための学習法

こんにちは、古文科担当の加藤です。

さて、今回のテーマは「古文の復習の仕方」についてです。

どの科目においても、復習は欠かさず行うことが成績アップの必須要素ですが、

「古文の復習の仕方はどのようにやればよいですか」
「問題を解いた後、どのくらいのタイミングで復習を行うとよいですか」

などの質問は多く寄せられます。

そこで今回は、具体的に「何を、どのタイミングで、どのように行うとよいか」について紹介をしたいと思います。

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復習するための準備をする

ただ文章を読んで答え合わせをしただけでは、なかなか次の問題を確実に得点するための力は身につきにくいと思います。

そのため復習が知識や解法の定着には欠かせません。
ただ単語だけ、文法だけに絞った形ではなく、総合的に行っていく必要があります。

でははじめに、復習をする際の事前準備について解説します。

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解きなおし用のノートを用意する

市販されている古文の読解問題集や予備校の授業テキスト、または大学入試過去問などを演習や予習をする際に、解きなおし用のノート、またはルーズリーフを用意しましょう。

なるべく問題の解答は直接問題集やテキストに書き込まない方が解きなおしはしやすくなります。

問題の正誤を3つの記号で記録する

実際の問題を解き終わり、答え合わせをする際にその問題に対して自分が向き合った時の印象や感想を、以下のような記号で簡単に表記をしてみるとよいでしょう。

正誤の簡単な表記
  • 〇……しっかりとした根拠を持って正解出来た問題。次に同じ問題が出ても間違えない自信があるもの。
  • △……正解は出来たものの、根拠がややあいまいで、同様の問題で正解を再現できるかどうかやや不安が残るもの。
  • ×……わからなかった問題であり、かつ間違えてしまったもの。

この作業は、実は解きなおしという作業の中でも重要な位置を占めています。

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根拠があいまいな正解を次回も再現できるよう解答の実感を吟味する

一般的に解きなおしとは、「間違い直し」を指すと考えられがちです。
その作業によって「×」をつけた問題は復習によって「〇」に次回以降変わっていきます。

しかし「△」をつけた問題は、正解はしているので復習対象問題から外れがちです。

さらに根拠があいまいなまま正解となっているため次回以降も確実に正解を再現できる確率が低いままの状態です。

この「△」問題も、確実に正解できるようにするために、まずは問題の解答実感を事前吟味しましょう。

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同一教材を時期をずらして復習する

次に復習を行う時期についてです。

復習のタイミングは、大きく分けて2つあります。

2つの復習のタイミング
  1. 演習即日、または翌日くらいまでに行うとよい短期的項目
  2. 少し時間を置いた方が効果を得やすくなる中・長期的項目

少なくとも2回は同一教材を時期をずらして復習する機会を設けてください。

2段階に分けた復習が出来れば、かなり学習効果は出ると思います。

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単語・文法の確認と誤読箇所のチェックは演習直後に行う

単語や文法などの項目は解説を受けた直後に復習を行います。

演習直後の復習
  1. 演習直後に単語の意味や文法事項を確認し、現代語訳がやや不安であった所にチェックを入れておく。
  2. 主語判定のミスや誤読箇所の確認をする。

問題を解き終わり、授業であれば解説を受け、参考書や模試などでは解説を読んで読解問題の話の流れや正しい答えをすべてチェックし終わらせます。

その上で、なるべく早い段階(演習当日~翌日)に、まずは古文単語の復習を行いましょう。
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問題の重要単語をマークし意味を覚える

まだ授業の本文内容の記憶があるうちに単語の1回目の復習を行っておきましょう。

単語の1回目の復習
  1. 文章の中で重要単語として授業中や解説中に指摘があったもの、設問として出題されていたもの、または自分が知らなかった単語の部分にマーカーを入れる。
  2. 解きなおしノートに作った単語欄に、授業や解説を読んだ記憶が新しい段階で、単語の意味を調べて書き写す。

この際、複数の意味を持つ単語については、少し手間でもまとめて覚えるようにしてください。

読解問題の中で単語学習をすることは、単語帳での学習と相乗効果を生みます。

解いて読むだけ・見るだけよりも書いて覚える、声に出して覚えるなどの方法も効果的です。

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このように、実際のまとまりのある文章の中でどのように使われているかを知りましょう。

2回目の復習時には同じ作業を繰り返すことで、さらに単語の定着率が高まります。

以前の記事で単語学習についても紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。

1回目の文法の復習では誤読の根拠を明確にする

現代語訳を参照しながら本文の意味を確認しつつ、助動詞や助詞、敬語の訳し方など、自分の認識と違ったものにマーカーなどでチェックを入れましょう。

このとき、なぜその意味になるのか根拠を明確にしましょう。

特に助動詞や助詞の意味の判別、敬語の種類や現代語訳の確認などを中心に行うとよいでしょう。

敬意の方向の確認は、確実な主語判定能力と連動するため復習2回目時でもよいかもしれません。

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この1回目の文法の復習で疑問が残るようなら、積極的に先生方に質問に行く、古典文法の参考書などを用いるなどをして解決を図ってください。

古典文法の学習法についても以前の記事で紹介をしています。参考にして頂けたら嬉しいです。

また同様に、敬語学習と読解への結びつき方の記事もよかったら参考にしてみてください。


文章の内容に関わる設問の復習は2回目に取っておく

この段階では本文内容の記憶が新しいため、文章の内容に関わる設問などの解きなおしなどは復習2回目実施時に取っておきます。

1回目の復習では現代語訳がしにくかった部分の確認をしましょう。

あわせて、主語判定を間違えた所と理由の確認(現代語訳の誤訳、敬語判定のミスなど)、という所くらいまで行っておきましょう。

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記憶が薄れたタイミングで本文の再現と解きなおしを行う

読解問題や主語判定の再チェックなどは、課題文の内容を覚えているとすぐに出来てしまいます。

こうしたものは少し記憶が薄れた時期に、もう一度解きなおしてみるようなイメージです。

演習後から数日経ってから単語や文法、本文内容の確認をする

演習後から数日(1週間後くらい)が経過したタイミングで再度復習しましょう。

単語や文法の2回目の確認とあわせて、主語判定を模範現代語訳通りに正しく再現できるかといった本文内容の再チェックを行います。

さらに、現代語訳が不安だった部分の再確認や、誤答内容の解きなおしまでをこの段階で完成させましょう。

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2回目の復習で読解の解きなおしと問題のジャンル・誤答根拠の分析をする

本文の内容に関する記憶が少し薄らぎはじめたころに、2回目の復習を行うと効果的です。

この時も、単語の確認は必ず行おくことをおすすめします。

繰り返し行うことは覚えるために効果的であるのはもちろん、忘れにくくなります。

文法の知識は獲得すると比較的定着しやすく抜けにくいですが、単語は入試の当日まで勉強するでしょうし、2回目のときも同じように確認を行いましょう。
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主語判定が再現できるかを確認する

本文を再度最初から読解を行い、正確な主語判定が再現できるかどうかのチェックを行ってみてください。

ここで問題なく正解が再現出来ていれば次の本文内容に関わる設問の解きなおしに入りましょう。

もし主語判定にミスが再度生じているようであれば、何らかの誤読の原因があるはずですので、その原因を突き止めて対策をしましょう。

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誤読原因を分析する

考えられる誤読原因としては以下の3つなどが考えられます。

誤読原因
  1. 敬語の種類を間違えて判断したことなどによる主体判定のミス
  2. 接続助詞などを挟んだ、文と文の間で生じる主語の切り替えが見抜けなかったことによるミス
  3. 単語や文法など、現代語訳が不明確であったことによるミス

これらは敬語法や接続助詞の単元などを総復習、及び語彙や助動詞の意味の獲得などの復習をしておくことで解決を図っていきましょう。

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間違えた問題のジャンルを確認する

精読が終わったら、読解問題の解きなおしを行いましょう。

その際に、間違えた問題のジャンルを確認しておきましょう。

例えば、傍線部説明問題・傍線部理由説明問題・正誤判定、内容一致問題などです。

こうした問題分析をしておくことで、どの系統の問題について苦手としているのかという傾向分析が、復習を積み重ねていくことによって出来上がってきます。

特に内容一致問題は、読解の精度を図る良問と言えます。

正解以外の選択肢には、誤答である根拠があるはずなので、その部分に線を引いて×印などを付けるような作業をしておくことがお勧めです。
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まとめ

以上のように、単語・文法・現代語訳・主語判定・問題の解きなおしなど、総合的に各分野を横断的にこなすことが復習においては重要です。

単なる間違い直しに終始するだけではもったいないので、誤答は正答へ、あやふやだった正答は確実な正答へと変えていくことで、成績アップへと繋がっていきます。

特に単語や文法などは、読解全体に関わる要素でもあるため、重点的に復習をしましょう。

主語判定の際には必ず現代語訳を横においてチェックをすると共に、本文全体の展開を再度追いかけていきましょう。

今回ご紹介した復習法を有効活用して、皆さんの古文得点力アップに繋げてもらえたら嬉しいです。

是非取り組んでみてください。

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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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