大学受験のための英単熟語を覚えるために実践すべき2つの方法

みなさん、こんにちは。今回のテーマは「英単熟語の捉え方」です。

まず、最も多い質問は「どの単語帳を使ったらよいですか?」ですかね。
受験学年でも非受験学年でもとにかく毎年この質問を受けます。

 

結論から言えば、「なんでもよい」です。

もちろん、なんでもよいといっても目標とする大学のレベルが掲載されたものを選んでくださいね。

あとはフォントや色遣いなど自分の好みのものであったり、学校指定のものを使うもよしです。
学校での指定もなく、何が良いのかわからないといった学生には最後に個人的おすすめの単熟語帳を提示しておきます。

単語・熟語の覚え方


単語を覚える際に私が主に推奨している方法は以下の2点です。

①単語帳の使い方に気をつける
②長文読解の復習からの語彙習得方法

 

単語熟語帳は1週間でどこまで進めるかを決める

まずは、単語熟語帳の使い方としては、1週間単位でどこまで進むかをきちんと決めること。

例えば、高3・高卒生であれば週200個など。

そして毎日30個ずつ覚えるのではなく、1日200個ずつ目を通し、それを毎日繰り返すこと。
特に1周目であれば1日200個を朝・昼や朝・夜など1日の中でも複数回に渡って目を通すのがベスト。

 

英単語を覚える秘訣は「とにかく回数」。

これは人の名前を覚えるときも同じことが言えるわけで、週1回授業を受けている学生と週2回授業を受けている学生では講師としても後者の方が断然名前を覚えるスピードが速いです。

また、リスニング対策のことを考えると必ずCDやアプリなどに付随している音声を使いましょう。

 

長文を読み返し、語彙を確認する

また、単語帳だけではなく、授業で扱った長文を繰り返し「覚える」くらいまで読み返し、語彙・文法・構造・論理展開・選択肢のパラフレーズまで確認をしましょう。

私の授業では「第一段落を何も見ずに言えるくらいまで」がひとつの目安としています。
このレベルまでに到達するには音読・黙読をおおよそ30回~50回くらいは繰り返すことになるでしょう。

 

長文を読み返すときの目安は「150-200語/分」

ここで、「そんなにできないよ!こんちくしょー!!」という学生がたくさんいるでしょう。

しかし、よく考えてみてください。

1度目の復習では単熟語・文法・構文把握・論理展開などさまざま復習をするので時間もかかることでしょうが、ここまでは普通の受験生ならばごく普通の作業です。
がんばってやりましょう。

 

そして、一通りの復習を終えた教材を吸収していくことが大事であり、そうした教材の復習は短時間で済ますことが可能。
ある程度の復習をした教材は詰まることなく音読・黙読をできるはずです。

目安の時間を言うと、意味を考えながら「150-200語/分」くらいでは読みたいところです。
例えば500語の長文で3分くらいで読むペースです。

 

このスピードで読めないとなると、どこか文法・語彙・構文の理解が乏しいので復習に努めなければなりません。

このペースで読めるようになれば、電車の中や授業前後の休憩時間など隙間の時間を有効に使い、効率よく復習を行うことができます。

また、これは連続で50回読まなければならないわけではなく、授業後に復習をして10~20回くらい読み込んで、1~2ヵ月後に忘れかけたころにもう一度10~20回くらい読み込んでみると長期的に記憶には残りやすいかもしれませんね。

長文を復習する効果は様々ある

長文などの復習で効果的な側面は、

文章題材のテーマによって単語も偏りがあるので、単語帳ではなかなか最初に出てこないものも自然と覚えていくことができること、基本単語であってもテーマによって異なる定型的な訳し方を覚えられること、また、構文把握や文法事項の復習になり、フレーズが頭に入りやすいので和文英訳や自由英作文などwritingにも繋がっていくこと

 

などが挙げられます。

学生のみなさん、特に英語が苦手な学生はどれだけの回数を行えるかが勝負だと思ってやってみてください。

 

おすすめの単語帳


最後に、個人的おすすめの単熟語帳を提示しておきます。
(あくまでも主観的に選んでるものですので、実際には自分の好みのものを選んでみてくださいね。)

① システム英単語
② 単語王
③ 速読英単語 入門編・必修編・上級編
④ ターゲット1000(熟語帳)

 

それぞれの単語帳の特徴を簡単に説明します。

 

システム英単語

受験生の王道となっているシステム英単語。
駿台文庫より出版されています。

品詞別・頻出単語順となっているので、学習者が必要なものを段階的に覚えていけるようになっています。
そして最も特徴的なのは、各英単語にフレーズがついていること。
そのため最終的にwritingなどを見据えている学生には一石二鳥です。

 

決して一問一答で終わらない単語帳。
別売りで医療系英単語や語源でまとまっているものもあり、非常に使いやすいものです。

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単語王

個人的におすすめをしている単語帳。
品詞別ではないが、頻出順に並んでいます。

この単語帳の優れている点は、各英単語の意味だけでなく、同意語・反意語・間違えやすい語法などまでが掲載されていることでしょう。

 

情報量が多い点では上位向けですがが、難関大学における選択肢の作り方や論説文などにおける言い換え表現に対応するために必要な知識や情報が一冊の単語帳の中に並んでいます。

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速読英単語

こちらのシリーズはどちらかというと読み物orリスニング教材として扱うのがベスト。

必修編まででも、このレベルを「読んで・聞いて・暗唱する」レベルまで吸収するなら英語そのもののレベルはかなり引きあがるでしょう。

入門編は50~100語くらいの短文で容易に解釈ができるレベル
必修編はセンター~日東駒専レベル
上級編はGMARCHから早慶上智国立レベル

 

の長文の抜粋が掲載されています。
その上を目指すのならば、リンガメタリカがおすすめ。

とにかく文章中で解釈しながら単熟語を覚えていくのに有効な教材です。

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