「日本史が覚えられない」悩みを克服するための学習法

こんにちは。
今回は日本史がなかなか覚えられず苦戦している方に向けて、どうすれば覚えることができるのかアドバイスしていきたいと思います。

少し耳の痛い話かもしれませんが、日本史を得意にしてもらいたいので正直に書こうと思います。
ぜひ、最後まで読んでいただければ嬉しいです。

日本史が覚えられない原因は主に2つ

多くの受験生の相談を乗る中で、日本史が覚えられない原因は以下の2点にあるのではないでしょうか。

  1. 理解せずに暗記している
  2. くり返し不足

日本史を「理解して覚える」ことが鍵


意味もわからず暗記するほど苦しいものはありません。

大学受験日本史の覚える量は本当に膨大です。
しかも、共通テストではあえて歴史用語を使わずに時代を特定させる問題なども出題されると予想されます。

だから、意味もわからずただ闇雲に覚えるのは、効率が悪いだけでなく、そもそも大学入試に太刀打ちできない勉強法です。

自分で説明できるようにする

では、理解して覚えるとはどういうことでしょうか。

僕は、普段教えている生徒たちには「自分で説明できるようにしなさい」と指導しています。

理解していないと人に説明はできません。
全く日本史を知らない人に説明するつもりで、説明できるようにしましょう。

最初は学校や予備校の先生の説明をそのままできるようにすることを目標にするといいと思います。

人に説明しようとすると、授業の受け方も変わる

人に説明できるようにすることを目標にすると、授業の受け方も変わってくるでしょう。

先生の板書やプリントのまとめだけを見ても、なかなか説明はできないものです。

先生の話したポイントをメモするなど自分で説明できるように、先生の説明を真剣に聞くようにしましょう。
授業を真剣に聞くことで理解も一層深まります。

授業が終わったら、できるだけノートやテキスト、プリントを見て、自分で説明してみましょう。

一見遠回りに見えますが、理解をせずに暗記するよりも暗記効率が良くなり、より実践的な知識を身につけることができます。

理解しているのに覚えられないのは「くり返し不足」が原因


人に説明できるくらい理解はしているのに覚えられない人は、単純にくり返し不足です。

日本史が覚えられないという受験生に話を聞くと、一問一答などのインプット教材を1週間に2、3周しかしていないと言います。

残念ながら、週に2、3周ではくり返し不足です。
長期記憶にするためには、週に5周は必要でしょう。

それでも覚えられないのであれば、くり返しの回数を増やせば良いのです。

インプット教材で、答えが一瞬で出てくるまで繰り返す

くり返しの目安ですが、インプット教材で答えが一瞬で出てくるまで繰り返す必要があります。

皆さんも一問一答などをやっている時に、数秒考えてから答えが出たという経験があるのではないでしょうか。

その時、多くの受験生は「よかった。覚えていた!」と思ってしまいますが、実は数秒考えている間はまだ長期記憶にはなっていないのです。

長期記憶にするには、一瞬で答えが出るまでくり返しましょう。

厳しい言い方かもしれませんが、「覚えられない」と嘆く前に、一瞬で答えが出るまで頑張ってくり返してください。
できる受験生は地道に頑張っています。

近現代になると途端に覚えられなくなる


最後に、近現代になると途端に覚えられなくなったという声をしばしば聞くことがあります。
そこで近現代が覚えられない方へ覚えるために参照していただきたい記事を紹介しておきます。

近現代が覚えられない方はおそらく先ほどの「①理解せずに暗記している」が当てはまるのではないでしょうか。
詳しくは「近現代史の苦手を克服するパターン別日本史学習法」を参照してください。

こちらの記事で、近現代史が苦手になる3つの原因

  • 中学公民の知識が身についていない
  • 同時代の横のつながりがわかっていない
  • 内閣史が整理できていない

の対処法を解説しています。

近現代に苦手意識を持っている方はこちらの記事も参照し、理解をしてくり返し覚えることをやっていただければと思います。

おわりに

今回の記事は日本史を覚えるための裏技などを期待していた受験生には拍子抜けする内容だったかもしれません。
当たり前のことしか書いていないですからね。

しかし、多くの受験生を指導してきて感じるのは、大学受験日本史に特別な裏技なんて存在しないし、当たり前のことを地道にコツコツ努力した受験生が合格しているという事実です。

ぜひ、今回の記事で自分に足りなかった部分があれば、修正していただき、受験勉強の王道を進んでください。

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