現代文・小論文・AO推薦入試対策講師。
基本的な読解スキル・解答スキル・論述スキルをいかにして活用するかを授業の主軸に据えている。同時に大学入試頻出の知識・テーマをわかりやすく説明。その方法論と知識は多くの生徒の信頼を得ている。
新学年をどんな気分で迎えますか?
特に新高3生はいよいよ受験学年です。先輩の合否やその結果を受けての様子を見て、受験を自分事として捉えることができているでしょうか。
また新高2生は新テスト実施が始まる学年ですから、すでに入試を見据えて学習を始めているのではないでしょうか(そうでない人はまずいよ! 早く準備を始めてください!)
さて、新学年を迎えるにあたって、小論文の学習で確認しておきたいことがあります。
タイトルの通り「学校の授業で小論文の学習ができる」ということをあなたに知っておいてほしいのです。
小論文の学習で必要な3つのこと
小論文の学習で学ぶ必要があるのは大きく3つ。
② 思考法・発想法の獲得
③ 知識の獲得
これらのうち多くの生徒が①の学習が必要だと考えています。あなたもそう思っているのではありませんか?
しかし実は②と③の方がはるかに重要なのです。
というのは、書く「内容」がなければ小論文を書くことができないからです。
そして書く「内容」を考える・発想するためには、与えられたテーマに関する知識を持っていなければなりません。
したがって小論文の学習の第一歩は知識の獲得になります。
学習しておくと良いテーマとは?
では小論文の学習においてどのような知識が必要なのでしょうか。
理系の小論文の多くでは、小論文といっても実際は数学や理科の記述・論述型の問題です。そういう意味で学校の数学や理科の授業を大切にする必要があります。
一方文系の小論文(一部の理系小論文を含む)では、文章や資料を読んで与えられたテーマについて自分の考えを論述することが求められます。
入試本番ではどのようなテーマが与えられるかわからない以上、幅広いテーマに関する知識を身につけておく必要があります。
とはいえ、できることなら無駄な勉強はしたくないですよね。
だから、入試頻出のテーマを中心に学習したいと考えるのが自然な感情だと思います。
それでは入試頻出のテーマとは何か? 小論文の課題で頻出の内容を大きくわけると以下の3つにまとめられます。
② 受験生のような若者たちの行動や考えについて論じるもの
③ 哲学・思想分野の文章を読んで論じるもの
ですからこれらに関する知識を増やしていくのが効率的な学習だということになります。