日本史のテーマ史学習を効果的に進める方法

こんにちは。
今回は日本史の「テーマ史」の学習法について解説していこうと思います。

テーマ史と聞いてもよくわからない人もいるかと思いますので、「テーマ史とは何か?」というところからテーマ史の学習法まで解説していこうと思います。

こちらの記事を読むことで、テーマ史学習の方向性が見えると思うので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。

テーマ史とは?

そもそもテーマ史とは、特定のテーマに絞った歴史のことです。

普段、皆さんは、「鎌倉時代」とか「明治時代」のように時代ごとに学習している方が多いと思います。
一方、テーマ史は1つのテーマについて複数の時代をまたがって学習します。

例えば、外国との交渉を扱う外交史、お金や商業などを扱う社会経済史、皆さんご存じ文化史もテーマ史の一種です。
この文化史はさらに、仏教史・美術史・文学史といった形で細分化することもできます。

 

テーマ史を学ぶ必要性

時代ごとに学習していれば、テーマ史は学ばなくてもいいのではないかという声も聞こえてきそうです。
しかし、やはりテーマ史も学ぶべきです。

理由は2点あります。

①より入試に近い形で学ぶことができる
②総復習に最適である

それぞれ見ていきましょう。

 

テーマ史の学習で、より、、入試に近い形で学ぶことができる

まず1点目はより入試に近い形で学ぶことができるという点があげられます。

特に共通テストや私大入試はテーマ史の形で出題されるものが多いので、テーマ史を学習しておけば、そのまま入試で出題されるということも珍しくないのです。

テーマ史を学ぶことでより実践的な知識の整理ができるでしょう。

 

テーマ史の学習は日本史の総復習に最適である

もう一点は、総復習に最適であるという点です。

普段の日本史学習では時系列で勉強すると思うので、一通り通史学習を終えてからもう一度学ぶ際に、再び時系列で学ぶよりも、テーマ史という形で勉強することで知識をより、、体系的に整理することができます。

以上、2つの理由から日本史受験生はぜひテーマ史も学んでほしいと思います。

 

テーマ史の学習は通史学習を終えてから

ところで、テーマ史はいつから学べば良いのでしょうか。
オススメなのは通史学習を終えてからです。

「通史学習の途中でテーマ史もやり、通史学習が受験本番までに終わらなかった」では本末転倒ですから、まずは通史学習を優先しましょう。
過去に解説した通り、通史学習を11月までに終わらせ、12月以降過去問演習と同時並行でテーマ史も進めてください。

テーマ史の学習法

最後に具体的なテーマ史の勉強法について解説しておきましょう。

その前に、ただ漠然と「テーマ史」を勉強しなさいと言われてもどのテーマを勉強すればいいの? という方も多いと思いますので、よく出題される勉強しておきたいテーマを列挙しておきます。

法制史・社会経済史(土地制度史や貨幣史を含む)・外交史・周辺地域史(北海道・沖縄史は必ず学習したい)・政党史・女性史・仏教史・儒学史

これらのテーマの学習法ですが、2つ紹介しようと思います。

 

予備校の季節講習を受講する

まず、1点目は予備校に行くことができるのであれば、季節講習を受講するという方法です。

多くの予備校で季節講習にテーマ史の講座が設置されます。
テーマ史は独学で勉強するのがなかなか大変なので、テーマ史だけ予備校に行けば効率の良い学習ができるはずです。

ただし、夏期講習で前近代(江戸時代まで)のテーマ史、冬期講習で近現代のテーマ史講座が設置されていることが多いので、季節講習でテーマ史の授業を受けようと思う方は夏までに前近代を終わらせて、夏期講習で前近代の復習をしながらテーマ史の授業を受けるのがよいでしょう。

夏までに間に合わないようであれば、冬期講習だけ受けるようにして、前近代のテーマ史は下記の独学で進めるという方法でも良いと思います。

 

テーマ史学習を独学で行う場合の学習法

近くに予備校がないなど、予備校に行く環境にない方は、『攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実戦』を購入してください。

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要点ページで知識の確認をし、赤シートで隠せるので忘れている箇所は覚えなおし、問題演習ページで演習を重ねるのがおすすめです。

同時並行で過去問演習を重ねることで、テーマ史がよく出題されることがわかると思いますので、過去問演習も同時並行でやってみましょう。

おわりに

今回はテーマ史について解説をしました。

現役生はなかなかテーマ史まで手が回らない方が多いですが、テーマ史までやることでより実践的な知識を身に着け受験に挑むことができます。
ぜひ、テーマ史学習も視野に入れつつ通史学習を進めてくださいね。

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