世界史を得点源にしていくための時期別学習ロードマップ

皆さんこんにちは。

突然ですが、世界史という科目のイメージはどういったものでしょうか?

「覚えるべき用語が膨大」「話の舞台がコロコロ変わるので、繋がりがわかりにくい」「カタカナばかりで頭に残らない」……受験生からはこうしたネガティブな声も多く聞きます。

しかし、正しい手順を踏めば、必ず得点源にしていける科目でもあります。
そこで今回は世界史を選択した受験生に向けて、時期別の学習ロードマップを紹介したいと思います。

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※本記事はプロモーションを含みます。

世界史の内容を効果的に取得する2つの方法

時期別の学習ポイントの前に、時期を問わず大切な世界史学習のコツを確認しておきましょう。
世界史の内容を効果的に習得する方法は、突き詰めれば極めてシンプルです。

世界史の内容を効果的に習得する方法
  • 適切な教材を使って歴史の「流れ」や用語の概念を理解する
  • 問題集を解き、学習内容の定着を図る

この2点を高い水準でやり切ることで、どんな出題形式にも対応できる骨太な実力が身につくのです。

世界史の受験勉強は、1年間を4つに分けて考える

さて、それでは上述の内容を踏まえつつ、時期ごとの学習ポイントを見ていきましょう。
世界史の受験勉強は、1年間(実質10ヶ月程度)を4つに分けて考えます。

時期別の世界史学習目標
  1. 【3〜6月】世界史学習の型を身につける
  2. 【夏期講習期】通史知識の「貯金」を作る
  3. 【9・10月】通史学習の完成
  4. 【11月以降】過去問演習とテーマ史学習

詳しく見ていきましょう。

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3〜6月の世界史学習:世界史学習の型を身につける

「世界史学習の型」というのは、世界史の理解から暗記までの具体的な手法のことです。

ここで非効率な学習の「クセ」がついてしまうと、なかなか軌道修正できないものです。遅くても夏までには、学習の手ごたえを実感できる正しい「型」を身につけてください。

歴史の「流れ」や用語を理解するための教材を揃える

まず、歴史の「流れ」や用語を理解するための教材をそろえましょう。

入手しておきたい教材

用語集・サブノート

教科書は全員が持っていると思いますので省略しますが、それ以外として、用語集は購入をおすすめします。

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そして知識の核となるサブノートが必要です。
これは学校や塾予備校でプリントや板書ノートが手に入る場合は、それらで構いません。市販のものですと、『改訂版 ひと目でわかる 茂木誠の世界史ノート』(KADOKAWA)がおすすめです。

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また理解のサブツールとして、『ナビゲーター世界史』(山川出版社)のような講義型参考書があると便利ですが、近年ではYouTubeで単元の検索をかければ、ほぼ全てに関する分かりやすい解説動画がヒットしますので、無理に購入する必要はありません。

世界史学習におすすめの問題集

最後に問題集です。
問題集を使った具体的な学習法はこちらの記事を参考にしてください。

おすすめの問題集は、『イチから鍛える世界史』(Gakken)シリーズです。

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以上の教材を活用して、「各単元を理解する→問題集で定着」のサイクルを確立することが、得点力向上の最短ルートです。

夏期講習期の世界史学習:通史知識の「貯金」を作る

型の習得がうまくいけば、自分なりに世界史学習の手応えを感じはじめる時期です。
この機を逃さず、一気に世界史の単元学習を進めてしまいましょう。

予備校などのカリキュラムとは無関係に独学で学習している受験生ならば、この時期に戦後史まで終わらせてしまうのも手です。

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9・10月の世界史学習:通史学習を完成させる

いよいよ通史学習の完成の時期です。

受験世界史とは一種の「塗り絵」のようなもので、いかに色の塗られていない部分(=定着度の低い単元)を潰していくかのゲームといえます。

夏期講習期に一気に進めた単元の定着度はどうでしょうか?
メンテナンスをしないとすぐに内容を忘れていくのは普通のことです。

そこでこの時期に、一度世界史全単元の点検をしてみることをおすすめします。

世界史全単元の点検をする具体的な方法

まず3色のラインマーカーを用意します。

次に教科書の目次をコピーして、単元名にマーカーを引いていきます。
色分けの基準は、

色分けの基準
  • 赤:完璧
  • 青:まあまあ
  • 緑:自信なし

このように分けると良いでしょう。

そして入試直前期が迫り、限られた時間をどこに割くのか戦略を立ててください。

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11月以降の世界史学習:過去問演習とテーマ史学習

いよいよ過去問演習に入ります。

現実的には、この時期に入っても通史が全て完璧に仕上がっている受験生はまずいませんので、多少不完全な部分があっても、過去問を解き始めることが大切です。

またその過程で、テーマ史の形式での出題が多いことに気づくと思います。通史の総復習を兼ねて、テーマ史対策を行うのもこの時期からがおすすめです。

テーマ史の学習については、こちらの記事を参考にしてください。

おわりに

以上、世界史学習の時期別ロードマップを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

時期別の世界史学習目標
  1. 【3〜6月】世界史学習の型を身につける
  2. 【夏期講習期】通史知識の「貯金」を作る
  3. 【9・10月】通史学習の完成
  4. 【11月以降】過去問演習とテーマ史学習

Educational Loungeでは、共通テスト世界史対策や年代・論述対策などについての記事も公開中です。
併せて参考にしてもらえると幸いです。

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