著者直伝!『超効率!世界史年代サーキットトレーニング』の特長と使い方

皆さんこんにちは。
世界史講師の鈴木悠介です。

2021年12月21日、僕の新作参考書『超効率!世界史年代サーキットトレーニング』(かんき出版)が発売されました。
*以下、『世界史年代サーキットトレーニング』

今回はその特長や使い方についてご紹介します。

テーマは「世界史年代をインプットとアウトプットを組み合わせて効率よく覚える」こと


まずタイトルの「サーキットトレーニング」ですが、もともとは無酸素運動と有酸素運動を交互に行うと効果的という、トレーニング用語から来ています。

本書では、これを世界史の年代暗記に応用し、インプットとアウトプットを組み合わせて効率よく年代を覚えることをテーマとしています。

本書は各テーマ見開き完結で、左ページでインプット、右ページでアウトプットができるようになっています。
そして本書の最大の強みが右ページの内容です。
ここには年代を覚えこむためのオリジナル問題が並んでいます。

 

「語呂合わせ」を収録しない新しい年代暗記本

これまで、年代暗記本は「語呂合わせ」による記憶をウリとしてきた歴史があります。

現在、最も売れている『元祖世界史の年代暗記法』(旺文社)の初版は1977年、またその前年の1976年には山村良橘先生の伝説的な一冊、『世界史年代記憶法』(代々木ライブラリー)が刊行されています。

これらはいずれも多くの受験生に受け入れられてきた実績を持つ、日本を代表する年代暗記本といえるでしょう。
そして語呂合わせを特長にしている点も共通しています。

今回、「令和の世に問うべき新しい年代暗記本」を制作するにあたり、こうした歴史を踏まえた上で、あえて「語呂合わせ」を収録しない方針を採用しました。

 

「語呂合わせ」を収録しなかった背景

その背景には、今さら語呂合わせの年代本を出したところで上記2冊の二番煎じにしかならないことももちろんあります。
しかし、それ以上に

「膨大な語呂合わせはそれ自体を覚える負担にはなりはしないか?」
「年代を〈実戦的な運用〉を通して習得することは重要ではないか」

といった問題意識があります。
英単語暗記のベストセラーに『速読英単語』(Z会出版)の発想にやや近いともいえます。

 

「世界史年代サーキットトレーニング」最大の強みの「オリジナル問題」


こういった設計思想から、右ページには以下のような問題が豊富に掲載されています。

オリジナル問題の例

(クリックで画像拡大)

こうした問題を見てもらっても分かる通り、本書は,年代の共通性や相関関係を重視し,歴史を深く考察してもらいながら記憶することに力点を置いています。

たとえば,「『九十五ヵ条の論題』発表とマムルーク朝滅亡はどちらも1517年」「1757年のプラッシーの戦いの100年後は1857年のシパーヒーの反乱」といったものです。

もちろん歴史事項AとBは,同一テーマではないことも少なくありません。

『九十五ヵ条の論題』発表とマムルーク朝滅亡が同じ年だからといって,両者の相関関係は薄いですよね。
それでも,そのように考察することこそが,「宗教改革とマムルーク朝はおおむね同時代」という認識を深めることにつながります。

それがすなわち「ヨコの視点」の獲得に他なりません。
このようにして,平面的に見えていた歴史が,やがて立体的なものに変わっていくでしょう。

 

「世界史年代暗記」攻略の決定版


「年代暗記はどうしたらいいですか」という質問は、一年間を通じて頻繁に受けます。
今回、それに対する答えとして自信を持って「この本をやってください」と言える一冊が完成したと自負しています。

ひと通り通史の学習が終わった段階で一問一答感覚で取り組むのも良いですし、余力があれば日常学習と並行して是非チャレンジしてみましょう。

骨太な世界史学力が身に付くことは間違いありません。

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