大学受験英語の総復習を効果的に行う方法【今年の復習は今年のうちに】

朝晩とかなり冷え込むようになりました。

気温が下がってくると、一歩一歩受験へと近づいている感じがしますね。

「英単語や英文法の知識が抜けている気がする……。全部復習しなければ……」という思いにかられている人もいるでしょう。

今日は英語の総復習についてお話をしていこうと思います。

大学受験英語の総復習は「やり方」が大切

冬の期間に1年間の復習を一気にやろうとすると、時間がかかり過ぎてしまう場合が多いです。

そうすると、冬にスパートをかけたい《過去問演習》や《共通テストのみ使用する科目》に時間をかけられなくなってしまいます。

したがって、総復習には「やり方」が重要になってきます。

 

復習の基本は「覚えること」と「理解すること」を分けること

復習するとき常に意識すべきなのは、「覚えるべきこと」と「理解すること」を分けることです。

覚えるべきこと……英単語/イディオム/文法・語法
理解すること……英文構造/内容理解/解答の根拠と着眼点

▼参照:「英語学習で『今日できなかったことを明日からはできるようにする』ための復習法」

英語を総復習するときも「覚えるべきこと」と「理解すべきこと」の2つに分けて考えることが大切です。
そうすることで、自分が何を身につけなければならないのかが明確になってきます。

「覚えるべきこと」の総復習①――英単語・イディオム編


英単語やイディオムの総復習をする場合には大きく分けて2つの方法があります。それは、

  1. 今使っている単語帳/イディオム集の索引の部分を使ってテストをする
  2. 今使っている単語帳/イディオム集と同じレベルの単語帳をもう一冊購入し、頭からテストをする

です。

 

自分が瞬時に答えられない単語やイディオムを炙り出す

こうした学習をすることで自分が瞬時に意味を言えない単語やイディオムを炙り出します。

そして、瞬時にはわからなかった単語やイディオムにマーカーをしたり、付箋をはったりしておきます。

このようにすることで、どの部分を集中的に覚えれば良いのかがわかります。

 

何度やっても間違えるものは単語カードに書き出してまとめる

「この単語は何回やっても絶対間違える」という類のものは、単語カードに書き出してまとめておくなどすると、かなり効率よく復習ができます。

総復習の英単語帳としては、『英単語クリティカル+(プラス)』がおすすめです。

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またイディオムの総復習は、『Next Stage』『Vintage』の後半部分についているイディオムの章でまずは総復習をすると効率的で良いと思います。

 

「覚えるべきこと」の総復習② 英文法・語法編

英文法の総復習は、厳選された良問を解くことで自分の理解があやふやな範囲を炙り出すことが大切です。
その際、分野別になっている問題集に取り組むことで自分の苦手な分野を集中的に復習していきましょう。

この2つに適しているのは、『英文法・語法問題ベスト400』(Gakken)です。
基本事項を再確認できる解説もついており、英文法の復習には最適です。

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「語法」分野は徹底的にやり込むことが鍵

語法分野については、覚えることが多いので、今使用している文法の参考書の語法分野を徹底的にやり込むことが大切です。

語法学習に関しては「英語学習に欠かせない『語法』を効果的に身につけるための学習法」で詳しく紹介しています。
ぜひ参照してください。

▼参考:「英語学習に欠かせない『語法』を効果的に身につけるための学習法」

 

英文読解を中心とした「理解すべきこと」の総復習


英文読解を中心とした「理解すべきこと」の総復習で大切なのは、解答までに至る「プロセス」を強烈に意識することです。

英文読解系の「理解すべきこと」の復習では、文構造の把握でも、問題の解答のプロセスにおいても、普段の「プロセス」で処理をできているかどうか確認することが大切です。

この「プロセス」を、目の前の問題に対して一つ一つ確認し、意識し、自分で再現できるようにしていくことが、「理解すべきこと」の総復習になります。

 

英語の「模試の復習」を丁寧に行う

そういえば、みなさん「模試の復習」はできていますか?

模試は、自らの弱点を見つけて克服するためのもの。
復習が肝心です。

模試を受けっぱなしにしてしまうことは成長のチャンスを捨てるようなもので、ものすごくもったいないことです。

 

共通テスト模試の復習法

共通テストの点数で伸び悩んでいるなら、まず自分が受けてきた共通テスト模試を引っ張り出してきて、もう一度プロセスを確認しながら復習してみてはどうでしょうか?

  • 時間配分の確認
  • 各大問のアプローチの仕方の確認
  • 選択肢の切り方の確認

などを1つ1つやっていく中で、必ず弱点を見つけることができます。

 

記述模試の復習法

また記述模試であれば、

  • 英文和訳の文構造の確認
  • 解答の根拠の確認

をすることで、自分の解答のプロセスを確認することができます。

 

おわりに


総復習をしていくと、自ずと目を背けたくなるような「現実」と向き合うことになります。
しかし、こうした「現実」に向き合い続けることで、その不安は少しずつ「希望」に変わっていきます。

「現実」の不安=「弱点」に向き合い、小さな達成感を日々実感することで、学習状況は大幅に改善されていくはずです。

今年の復習は今年のうちに。
少しずつ始めていきましょう。

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