日本史の近世学習を効果的に進めていために意識すべきこと3選

こんにちは。
今回は「近世の学習法」について紹介です。

日本史の近世は「社会経済史」や「文化史」の比率が高く、苦手意識を持っている受験生もいることでしょう。

今回はそのような悩みを持っている方に向けて、

  1. 参考書・問題集を活用する上で意識すべきこと
  2. 近世学習で注意すべきこと3選

を紹介します。

今回の記事を読むことで、近世学習を進めるうえでの肝をおさえることができます。
ぜひ最後まで読んでください。

参考書・問題集を活用して日本史の近世を学習するには「問題演習」が鍵


まずは、日本史の近世学習をするにあたり、参考書や問題集を活用する上で意識すべきことを紹介します。

近世学習を進めるうえで注意してほしいのが、「問題演習をおろそかにしない」ことです。

後述しますが、日本史の近世は「社会経済史」や「文化史」の比率が高く、どうしても暗記に時間がかかります。
そのため、一問一答などの用語の暗記に終始してしまい、演習まで手が回らない受験生を見かけます。

 

7割くらい覚えたら問題演習に入る

しかし、このサイトでも何度か指摘しているように、問題演習までやらないとなかなか知識は定着しません。

特にまじめな受験生ほど完璧に覚えてから演習に取り掛かろうとしますが、目安としては7割くらい覚えたら問題演習に入りましょう。
演習で間違えたら、その箇所を覚えればいいのです。

以前の記事で問題演習のやり方も紹介しているので参考にしてみてください。

▼参考:「日本史の成績を上げるために取り組むべき授業・問題演習の効果的な復習法」

近世は特に暗記が大変なので、演習と組み合わせながら、知識の定着をはかっていきましょう。

日本史の近世学習で注意すべきこと3選


次に受験生が見逃しがちな注意点を3つ紹介したいと思います。
以下の3点です。

  1. 時期を意識した学習をする
  2. 社会経済史と文化史をおろそかにしない
  3. 史料対策も忘れずに

それぞれ解説しましょう。

 

時期を意識した学習をする

近世は時期を意識した学習が重要です。

政治史であれば、政策から将軍や政権担当者(大老・老中)が言えなければいけませんし、文化史であれば、文化区分が言えなければいけません。

 

用語だけでなく将軍や政権担当者(大老・老中)や文化区分も言えるようにする

暗記をするときには、用語を覚えるだけでなく、将軍や政権担当者(大老・老中)や文化区分も言えるようにしましょう。

「将軍や政権担当者を意識した学習をしたいけど、自分では上手くまとめられない」という人には、『流れがわかる日本史Bノート』(山川出版社)がおすすめです。

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ただし、きれいなまとめを作ることに終始しないように注意してくださいね。

▼参考:「大学受験日本史でやってはいけない勉強法と正しい勉強法」

 

社会経済史と文化史をおろそかにしない

江戸時代は「社会経済史」や「文化史」の比率が高いのが特徴です。
そして、社会経済史も文化史も政治史とリンクする箇所が多いので注意しましょう。

例えば、社会経済史の商業・流通の分野を理解していないと、三大改革で苦労します。
文化史の儒学史は江戸時代の様々な分野で登場するので、朱子学・陽明学・古学をしっかりと理解することが大切です。

儒学史に関しては佐京先生が解説してくださっているので、しっかり理解したい人は参考にしてみましょう。

「江戸時代の学問・思想[前編]――佐京由悠の日本文化史重要ポイント」

 

史料対策も忘れずに

最後に、これは近世学習に限ったことではありませんが、日本史では史料学習を後回しにしないようにしましょう。

特に近世で軽視されがちな外交史は史料の学習が不可欠です。
日本史の日常学習を進める際に、必ず史料にも目を通すようにしましょう。

史料の学習法については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

▼参考:「大学受験日本史の史料問題を攻略するためにおすすめしたい学習法」

おわりに

今回は日本史の近世学習を進めるうえで意識すべきことや注意点を解説しました。

今回の記事で解説した点を意識して学習すれば、多くの受験生と差をつけることができるはずです。
盲点だった点があれば、ぜひ今後の日本史学習に生かしてくださいね。

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