
どうも, みなさんこんにちは。高橋佳佑です。
今回は2026年度(令和8年度) 共通テスト数学IIBC の出題内容から今後の勉強の仕方や意識すべきことを改めて考えてみましょう。
2026年度共通テスト(本試験)の問題はこちらからダウンロードできるので、ぜひ実際に取り組んでみてください。
2026年度共通テストIAに関してはこちらを参考にしてください。
目次
2026 年度(令和8年度) 共通テスト数学IIBCの設問別ポイント
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共通テストIIBCは試験時間が70分で, 第1問~第3問が必答問題, 第4問~第7問の中から3問を選んで解答するテストです。
問題によっては設定の文章が長いので素早く状況を把握しなければなりません。また,70分で6問を解くことになるので頭の切り替えも重要になってきます。
それでは今回の共通テストの内容について見ていきます。
第1問 図形と方程式
2円の位置関係や絶対値を含む不等式の表す領域がテーマでした。
(1)の2円の位置関係では, 円の中心と半径, 2円の中心間の距離が聞かれているだけで, 結論は与えられているため基本計算のみです。
(2)(i),(iii)で領域に関する出題でした。誘導は丁寧ですがページをまたいで不等式を考えるため少し解きにくい印象です。
(2)(ii)連立方程式とその図形が表す意味についての出題です。このような論理に関する出題は過去にもありました。
第2問 三角関数
和積の公式の証明とそれを利用して関数の最大値を求める問題でした。
(1)で証明した和積の公式を(2)(3)で用いるもので, 誘導が非常に丁寧かつ答えも選択肢から選ぶものになっているので解きやすいです。ただ, 問題を解くのに対し, 文章が長いので要領よく解答していきたいです。
第3問 微分積分
微分に関すること, 特に3次関数のグラフの概形に関する出題がメインでした。
積分は(1)(iii)のみで, 3次関数のグラフが$x$軸と囲む2つの部分の面積が等しい条件に関するものでした。積分の立式は簡単ですが工夫して計算をするために立式した式を変形します。結果を選択肢で聞かれています。
第4問 数列
(1)は階差数列を利用して一般項を求める基本的な問題で, (2)(3)は数列の和に関する出題です。
Σ公式にないものの和を差に分解して計算するという話題は頻出です。
(2)は誘導に従って1次式×指数を差に分解して和を求め,(3)では(2)を参考に1から2次式×指数の和を考えさせ解答させる問題でした。
第5問 統計的な推測
正規分布を利用して確率計算する問題や母比率に関する仮説検定がテーマでした。公式の導出のような問いがあり, 慣れている人にとっては完答できると思います。
昨年に引き続き片側検定の問題でした。
第6問 平面ベクトル
(1)(2)はベクトルの式から点の位置を決定する問題で, (3)はベクトルの式から点が存在する範囲について問題でした。
どれも誘導は丁寧で計算も煩雑ではありません。ベクトルの式から図形的な意味を考えるのは頻出テーマなのでおさえておきたいです。
第7問 複素数平面
$w=z+\cfrac{1}{z}$の変換の話がテーマでした。見かけの式は複雑そうですが, 実際はそれほど難しい計算はありません。誘導も丁寧です。
(3)は, (2)と同様の流れで$w^2$の軌跡である2次曲線を選ぶ問題でした。
総括
以上が2026年の共通テスト数学IIBCの出題の内容です。
今年はIA同様に, 日常の現象が題材の問題が少なく, 全体として計算量も控えめでした。
問題を誘導に従って解かせるというような問題や, その流れを踏まえて実際に1から解答させるという問題がありました。
試験時間が70分で, 情報量や文章が多いので効率よく解き進める必要があります。
今回の共通テストと昨年までの共通テストのポイントをまとめ, 今後どのように勉強すべきかを次で考えてみましょう。
これから共通テスト対策として取り組みたい勉強法
さて, 今回の共通テストIIBC の出題のポイントを整理してみましょう。
- 教科書レベルの基本計算と解法の理解
- 設定の複雑な問題を, 誘導に乗って解く
- 解いた問題の解法を他の状況に適用させる
定義や性質に関する出題があるので教科書の理解は必要不可欠です。
また, 試験時間70分で解答すべき大問数が6問なので要領よく解き進めることが必要になります。
以上を踏まえ, どう勉強するか考えてみましょう。
教科書内容の知識や理解を徹底する
共通テストや一般入試において, そもそも教科書内容の知識や理解は必要になります。
教科書にあるような基本計算はできるようになっていることが大前提で, それが正しい根拠を明確にして日々学習して下さい。
普段担当されている先生や参考書等の模範解答の再現を目標にしましょう。
例えば, 今後も頻出になるであろうテーマとして以下のようなものがあります。
- $y=f'(x)$のグラフの様子から$y=f(x)$のグラフの概形を決める
- ベクトルの式から点の位置を決める
これらに関してはきちんと説明できるようになっておくのが望ましいです。
一般的な受験勉強で入試頻出テーマをおさえる
教科書の内容を理解したうえで, 入試頻出テーマである問題は経験しておきたいです。学校で配られるような教科書傍用の問題集や, 基礎問題精講などの問題集を使って演習量を増やしましょう。
今年は第4問や第7問が有名テーマで, 模試や問題集では定番の問題です。
今後も入試頻出テーマが題材になる出題が予想されます。1冊の問題集を完璧に仕上げましょう。
模試や過去問を通して出題形式に対応する
共通テストは日頃の学習ではあまり触れる機会のないような出題形式です。
言われている条件が何を意味しているかを素早く把握し, 何をすべきか判断しなければいけません。
これらの対策は模試や実践的な問題集, 過去問を利用しましょう。
共通テスト型の問題を解くときに意識したいのは「誘導がある」ということです。
文章が多く情報が多いですが, そこには答えを出すために必要なことが書かれています。
具体的な指示や考えるべきことが明確になっている部分に注目しましょう。
模範解答を読み数学的な表現に慣れる
共通テストの特徴である「長い文章」に対応したり「誘導が与えられる」問題に対するアプローチとして, 日頃から数学を読むことに慣れておきたいです。
計算式だけではなく, どういう考えで何を計算しているのかを1行1行丁寧に追ってください。
2025年度共通テスト受験生が意識しておきたいポイントまとめ
今回は2026年度(令和8年度) 共通テスト数学IIBCの出題内容と今後の勉強の仕方や意識すべきことについてお話ししました。
まずは数学的な基本事項の理解を目指し, 学力がある程度ついてきたら出題形式に慣れましょう。
計算力も必要ですが, 共通テストでは文章で与えられた条件の把握や, 式の意味など計算以外のこともあります。
しっかり時間をかけて日々の学習に励んでください。
それでは, 今回はこの辺で!





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