
どうも, みなさんこんにちは。高橋佳佑です。
今回は2026年度(令和8年度) 共通テスト数学IAの出題内容から今後の勉強の仕方や意識すべきことを改めて考えてみましょう。
2026年度共通テスト(本試験)の問題はこちらからダウンロードできるので、ぜひ実際に取り組んでみてください。
2026年度共通テストIIBCに関してはこちらを参考にしてください。
目次
2026 年度(令和8年度) 共通テスト数学IAの設問別ポイント
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共通テストIAは試験時間が70分で, 第1問~第4問で全問必答問題です。
全体を通して誘導は丁寧ですが, その誘導の流れや意図を理解して自分で考えなければいけない問題も出題されています。
具体的に今回の共通テストの内容について見ていきましょう。
第1問[1] 集合の要素
2以上20以下の自然数を全体集合とし, その部分集合の要素を考える問題でした。
(1)まではほとんど教科書レベルですが, (2)はあまり見慣れない問題だったため解きづらさを感じた受験生もいたでしょう。
第1問[2] 三角比
(1)は円に内接する四角形が題材になるときによく見る有名テーマなので素早く解きたいです。これが公式となり(2)に繋がります。
(2)では数Aで学習する円の接線の長さに関する定理と(1)で公式化したものを使って$\sin P$を求める問題が問われています。同様にして$\sin Q$も聞かれ, 問題集にはよくある$\sin$の比から辺の比を求める問題に繋がっています。
さらに, ここまでの流れを別の図形に適用させる問題があり, これには誘導が無いので流れの把握が必要になります。
第2問[1] 二次関数
(1)と(2)(i)は教科書レベルの問題です。
(2)(ii)に入ると条件に文字が増え, 普段の学習ではあまり見かけることのないような条件を考えることになります。ただ, 条件を噛み砕くと基本的なものになります。
(3)では定義域を変化させたときの最大値に関する出題でした。これも見慣れない条件ではあるもののグラフによるイメージで解答することができます。
第2問[2] データの分析
散布図の読み取りや相関係数の計算は頻出です。また, 外れ値かどうかの判断基準となる数値から四分位範囲を計算する問題は, 珍しいですが基本的な問題でした。その他にも箱ひげ図や分散に関する読み取り問題がありましたが, 問題文にある状況が把握できれば難しくはありません。
全体として情報量は多いものの, 書かれていることの読み取りは丁寧に取り組めば比較的易しく計算量も多くありません。仮説検定の考え方についての問いはありませんでした。
第3問 図形の性質
空間図形が題材でした。注目すべき図形が明記されているため, 平面図形として解答できます。必要に応じて注目している図形を含む平面を書き抜けば教科書レベルの問いが多かったです。
三角形の内心, 重心に関する問いや角の二等分線, 方べきの定理, メネラウスの定理など重要事項が幅広く聞かれています。
(2)は線分比の条件を変えたとき, 体積がどうなるかの考察でした。誘導は丁寧でしたが, 最後は自分でこれまでの流れを踏まえて解答を進めなければいけないため, 状況の把握や理解を素早く行いたいです。
第4問 確率
3人で総当たり戦, 4人で総当たり戦をするときの確率に関する問題でした。
状況ごとに表があり, 丁寧に確率計算させられるように促されているような構成だったため丁寧に解き進めれば難しくはありません。
ただ, 状況を整理したり実際に計算したりするのは時間がかかるかもしれません。
総括
以上が2026年の共通テスト数学IAの出題の内容です。
今年は, 日常の現象が題材の問題が少なく, 全体として計算量も控えめでした。
普段見慣れない設定の問題を誘導に従って解かせるというような問題や, その流れを踏まえて実際に1から解答させるという問題がありました。
試験時間が70分で, 情報量や文章が多いので効率よく解き進める必要があります。
今回の共通テストを通して, 今後どのように勉強すべきかを次で考えてみましょう。
これから共通テスト対策として取り組みたい勉強法
さて, 今回の共通テストIAの出題のポイントを整理してみましょう。
- 教科書レベルの基本計算と解法の理解
- 設定の複雑な問題を, 誘導に乗って解く
- 解いた問題の解法を他の状況に適用させる
定義や性質, 基本公式の確認問題のような問いがあるので, 教科書の理解は必要不可欠です。
また, 試験時間70分なので長い問題文や, いろいろな状況変化を素早く把握し, 要領よく解き進めることが必要になります。
以上を踏まえ, どう勉強するか考えてみましょう。
教科書内容の知識や理解を徹底する
共通テストとはいえ, 内容は教科書レベルの問いが多いです。問題設定や聞かれ方は独特ではあるものの, 教科書内容の知識や理解は必要になります。
教科書にあるような基本計算はできるようになっていることが大前提で, その上で共通テストのような問題設定の出題形式に慣れる練習をしましょう。見かけ上は初見問題でも問われている内容は基本的なことだったりします。まずは教科書内容の知識や理解を心がけでください。
普段担当されている先生や参考書等の模範解答の再現を目標にしましょう。
一般的な受験勉強で入試頻出テーマをおさえる
教科書の内容を理解したうえで, 入試頻出テーマである問題は経験しておきたいです。学校で配られるような教科書傍用の問題集や, 基礎問題精講などの問題集を使って演習量を増やしましょう。
問題設定や文章を噛み砕けば入試頻出テーマと同様の問題になります。1冊の問題集を完璧に仕上げましょう。
解答の流れを意識して答案を作る練習をする
共通テストでは流れに沿って解答することが求められます。問題集などでは解答の流れを意識して答案を作ってください。
また, 解けなかった問題でも模範解答を読んで, 解答するのに何が必要だったのかを確認しましょう。
条件をグラフや表にまとめて表現する
共通テストでは様々な設定や条件を考えることがあります。これらはグラフや表にすると, それほど複雑ではないのですが, 文字が多かったり文章が長かったりすると意味が掴みにくいかもしれません。
普段, ある問題に対して答えを出すだけの作業で終わりにしていませんか。
ただの計算問題であればそれで十分なこともありますが, 問題によってはたまたまその解法で上手くいっただけの可能性があります。
2026年度共通テスト受験生が意識しておきたいポイントまとめ
今回は2026 年度(令和8年度) 共通テスト数学IAの出題内容と今後の勉強の仕方や意識すべきことについてお話ししました。
共通テストでは条件の意味や状況の把握などを素早く判断する力が必要です。日頃から数学を考えることに慣れ, 模試や過去問などで出題形式に慣れましょう。
しっかり時間をかけて日々の学習に励んでください。
それでは, 今回はこの辺で!





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