受験生のための世界史学習ロードマップ

こんにちは!世界史講師の鈴木悠介です。
いよいよ新学期が始まりますね。受験を見据えた今後の学習計画を練るにはちょうど良いタイミングです。
この記事では、世界史選択者の1年間の勉強イメージや、おすすめの参考書などについて紹介していきます。

1年間の世界史学習イメージ

春休み〜4月:世界史の学習法を確立する

この時期は、成績の上がる世界史の学習法を確立することが何より重要です。

まず、これから1年間でインプットしなければならない用語数など、全体的な科目としてのスケール感を把握しましょう。
その上で、「正しい」世界史の勉強とはどのようなものかを知る必要があります。

世界史はその科目の特性上、初学者が陥りやすい罠がたくさんあります。
世界史学習法については、以下の記事を参考にしてください。
問題集を使って世界史を習得するには


世界史の成績が伸びない原因と対処法4選

 

5月〜7月:世界史の新たな知識を積み上げる

この時期は、春に身につけた正しい勉強法のもと、着実に新規学習事項を積み上げていくことが大切です。

夏休みに入る前に、既習単元のメンテナンスも含めて、学習内容を完璧に仕上げておきたいところです。
「既習単元のメンテナンス」とは、一度習った単元の理解度や用語定着度が下がってしまわないよう、問題を解き直したりすることです。

以下の記事も参考にしてください。

既習単元のメンテナンス方法

 

夏休み:夏に学んだことを夏のうちに完全定着

予備校の夏期講習に通う受験生も多いでしょう。

独学にせよ、予備校の講習にせよ、世界史の単元学習が一気に進むのがこの時期です。
ここでもやはり、夏に学んだことは夏のうちに完全定着させることが大事になってきます。

1学期・夏期の学習内容がほぼ仕上がった状態で2学期を迎えられたら、かなり世界史の受験勉強は順調に進んでいるといえるでしょう。

また、夏は時間にも余裕が生まれますので、志望校の赤本に目を通してみたり、実際に解けそうな問題だけ取り組んでみるのもオススメです。

・受験生、夏の世界史学習法

 

9月〜11月:世界史のウィークポイントを炙り出す

いよいよ受験勉強も佳境に入ってきます。

学校や予備校での世界史の通史学習も11月に入ると終了する受験生も出てきます。
通史学習がいったん終わったら、その段階でやって欲しいことがあります。

「終わった」といっても、全ての単元が完璧になっている受験生はまずいません。
そこで、教科書や一問一答集などの「目次」を使って、自分のウィークポイントを炙り出す作業をしてみましょう。

得意=赤、やや苦手=青、苦手=黄、というように目次の項目にマーカーで色をつけてみると良いです。

 

12月〜入試本番:世界史の過去問とテーマ史学習

通史が完成した後は、本格的に過去問に取り組みつつ、テーマ史学習にも着手しましょう。

「お茶の世界史」「感染症の世界史」のように視点を変えた整理をすることによって、入試実戦力を養うことができます。

 

世界史学習におすすめの参考書


最後にオススメ参考書を紹介します。

世界史図説:『タペストリー』

図説のオススメは『タペストリー』(帝国書院)です。

毎年コンスタントに改訂され、時事に関するコーナーや共通テスト対策にもつながる資料の読み取りコーナーなど内容が充実しています。

 

一問一答:『世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250』

一問一答集は、『世界史単語の10秒暗記 ENGRAM2250』(学研プラス)がオススメです。


本書の特長に関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。

 

問題集:『イチから鍛える世界史』シリーズ

問題集は『イチから鍛える世界史』シリーズがオススメです。

入門編・必修編・発展編の3レベルに分かれているため、段階的な世界史学習が可能となっています。

詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

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