日本史の教科書を使った勉強法

こんにちは。今回は受験勉強における教科書の使い方について紹介しようと思います。

「教科書は面白くない」「教科書は難しい」という声を多くの受験生から聞いてきました。
しかし、大学受験日本史において、教科書を避けることはできません。

今回はなぜ受験勉強に教科書が必要なのか、そして教科書の具体的な活用法を紹介します。
ぜひ最後まで読んで、教科書を最強の武器としてくださいね。

受験勉強で教科書を使うべき理由

僕は普段教える生徒たちにも教科書を活用して勉強するように勧めています。
なぜなら、大学受験日本史の問題の多くは教科書をもとに作成されているからです。

共通テストでは、教科書から逸脱したものを出題することができないので、極論を言ってしまえば教科書の内容を完璧にし、共通テスト特有の問題形式に慣れれば誰でも満点を取ることが可能です。

大学受験日本史でよく出題される形式の一つである正誤判定問題では、教科書の文章をそのまま使っているものも少なくありません。
論述問題も教科書の知識がベースとなります。

また、些末な知識がクローズアップされがちな私立大学入試でも教科書の内容を頭に入れていれば、多くの大学で合格点を取ることが可能です。

些末な知識に気を取られて教科書の内容がおろそかになってしまえば、合格は遠のいてしまいます。
まずは、教科書の内容をマスターすることが、大学のレベルを問わず合格への最短経路なのです。

 

日本史教科書の使い方


大学受験日本史において、教科書学習が有効であることはわかっていただけたと思います。

しかし、「教科書を使って受験勉強をするのは気が引ける」というのが本音ではないでしょうか。
そこで次は受験勉強で教科書をどのように活用するか解説しましょう。

 

教科書は復習で使え!

よく未習範囲を教科書を使って頑張って覚えようとしている受験生を目にしますが、あまりおすすめする方法ではありません。

教科書の難点は高校生には難易度が高いことです。
そのため未習範囲の学習に教科書を活用しても、理解することができず消化不良を起こしてしまします。

上記を踏まえて、教科書は復習のタイミングで活用することをおすすめします。
以前、「日本史学習の鍵を握る効果的な復習法」のところでお話しした「理解」を盤石にするために教科書を活用するのです。

具体的には、授業で習った範囲をできるだけ早く(できれば授業当日に)読んでみましょう。
教科書を読むことで授業の内容が理解できていたか確認するのです。

意味が分からないところがないか丁寧に教科書を読んでいきましょう。
わからない箇所があった場合、用語の意味であれば用語集で調べ、因果関係など用語以外のところで分からない箇所が出た場合は先生に聞いてみてください。

このように、復習で教科書を活用することで、理解があいまいだった箇所が明確になり、暗記の負担も減り、問題も解きやすくなるはずです。

 

教科書を活用した勉強の注意点


最後に、教科書を活用した勉強の注意点を紹介して終わりにしようと思います。

 

教科書を活用した勉強の注意点①――註も読む

教科書の下に註がありますが、こちらも必ず読むようにしてください。

よく、註は細かい知識だから読まなくてよいと思っている方が多いですが、本文を読みやすくするために註の内容を本文に入れていないだけで、決して細かい知識だから註になっているわけではないのです。

その証拠として、ある教科書では註にある内容が、別の教科書では本文にあることもあります。
また、かつてのセンター試験では註の内容も出題されています。
共通テストでも今後、同様の傾向見られると予想されます。

復習の際は、註も含めて頭に入れるようにしてくださいね。

 

教科書を活用した勉強の注意点②――教科書でインプットしない

教科書はあくまで「理解」に活用するようにしましょう。

よく緑マーカーを引いて教科書の太字を覚えている方を見かけますが、インプットの際はインプット用の教材を活用するようにしましょう。
インプット用の教材は暗記するための工夫が随所に施されているため、教科書にマーカーを引いて覚えるよりも圧倒的に効率が良いです。

おすすめの教材に関しては先月の記事で紹介していますので、参考にしてください。

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