計算力を強化することでミスを防ぐ

数学の試験から切っても切り離せないのが計算です。
数学IAでは,有理化計算,平方完成,三角比の計算,階乗,P,C など,身に付けなければならない計算がそれなりにあります。

これらの基本的な計算をスラスラ進められるようになるのも大切です。

例えば,$$−3x^2 + 4x + 1$$を平方完成するのに皆さんは何秒かかるでしょうか。
何行必要でしょうか。

皆さんぜひ今やってみてください。

正解は$$−3(x − \frac{2}{3})^2 +\frac{7}{3}$$です。

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計算力の強化をおろそかにするとミスが起こりやすくなる

ちなみに私の場合,必要な行数は最後の答えの1 行だけで,正解を出すまでに3秒かかっていません。

これは,私の計算が特別速いのではありません。
訓練すれば誰だってこのくらいの計算力は身につけることができます。

理論ばかりを重視してしまい,最後の答えに辿り着くために絶対に必要な計算力の強化を蔑ろにしてしまう受験生は毎年かなりの数出てしまいます。

その最たる例が「問題をパッとみて,解き方が頭に浮かんだものは解かずに次の問題へ」という「勉強」をしてしまっている人ですね。

一番大切な「自力でその問題のゴールに辿り着けるかどうかのチェック」ができていません。

自力でその問題のゴールに辿り着けるかどうかチェックする

ミスに困っている人のほとんどは,答えに辿り着くところでのミスに困っているのではないですか?
普段からこの訓練を怠っている人が,ここでミスを多発してしまうのは当然です。

自分の弱点を発見できる大チャンスを潰すのはもったいないです。
たとえ解き方が浮かんでくるような問題であっても,必ず自力で解きましょう。

実際に手を動かすことが,計算力を鍛える一番簡単で着実な方法ですよ。

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「客観的な目線で自分の解答を眺める」

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