[連載小説]像に溺れる #88 光有――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 もう何十分も、車内には子どもの泣き声が響き続けている。 隣から鼓膜をビリビリ突き刺してくる声を、けれども私は現実のものと思いたくなくて、未だにそっちを見ることが... 2022年5月28日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #87 解放区――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 その日は朝から、ヨネザワの機嫌が悪かった。 新聞を掴む手はいつもの三割増しで力が入っているように見え、コメカミには邪悪な寄生虫めいた血管が浮かび、今にも破壊衝動... 2022年5月21日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #86 罪悪感――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 次の日の朝、私は仕事に出向かず、家でマツシマと待機しているように言われた。 たぶん前日に、私が運んだものの中身を覗き見たことがバレたのだろう。 ヨネザワとカイド... 2022年5月14日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #85 グローブボックス――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 移動中、私はずっとスマホで火事のニュースについて調べていた。 現場状況についての続報はなかったが、どこからの噂か、彼女が新興宗教にのめり込んでいたという話が出回... 2022年5月7日 鹿間 羊市
京都の歩き方 東寺~新幹線から見えるアノ五重塔~【佐京由悠の京都の歩き方】 その地を深く知ることで京都旅行を充実したものにするというコンセプトから始まった「佐京由悠の京都の歩き方」。最終回の今回は、新幹線から見える、あの五重塔。金光明四... 2022年5月5日 佐京由悠
[連載小説]像に溺れる #84 不穏な予兆――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 「ルールとか常識とか、そういうものに疲れたか? 家族は信じられないか? 他人が押しつけてくるキマリゴトを、ぶっ壊したくならないか? 俺たちは、そういうものの『外... 2022年4月30日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #83 二種類の進化――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 「ルールはひとつだ。過去の話はしないこと」 私をここに連れてきた日、ヨネザワは骨張った人差し指を立ててそう言った。 それは私にとっても都合のいいルールだった。 ... 2022年4月23日 鹿間 羊市
コラム 受験生の春、「自分の道」に出会うとき――。 突然ですが、「夢を持って目標に向かって頑張れ!」なんて言われたことはありませんか。 たしかに、夢(将来就きたい仕事)や目標(第一志望の大学や学部)を見つけ、そこ... 2022年4月21日 由良健太
[連載小説]像に溺れる #82 血族――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 過程はどうあれ、ヨネザワの仕事のゴールはいつも、何かをどこかに置くことだった。 指輪のケースをパチンコ屋のトイレに置いたり、デパートの紙袋を野球場の座席の下に置... 2022年4月16日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #81 稼業――像に溺れる【ANOTHER STORY —ヤナガワ—2】 「着いた。適当にメシ食ってこい」 へんぴな定食屋の、おかしな配置をした駐車場だった。 店は通りに面しているが、手前の路地を入ってうねった上り坂を少し進むと、舗装... 2022年4月9日 鹿間 羊市