共通テストの問題から読み解く、物理基礎対策のポイント【時期別】

今回は「物理基礎の共通テスト対策」というテーマでお話しします。

共通テストで物理基礎を選択する皆さんは,基本的に文系の国立志望の方かと思います。
物理基礎にそこまで多くの学習時間を割けないと思いますので,そのことを踏まえてお話をしていきます。

共通テスト対策[物理基礎]対策の時期ごとの学習手順

物理基礎の共通テスト対策として「いつ,どのような学習をしていくべきか」は,その人の状況によって差があります。
また、共通テスト対策の方法もいろいろあります。

この記事では一例を示すので参考にして下さい。
( )の時期は受験をする年の目安のものです。

1.共通テストの過去問の研究(8月)
2.教科書+学校配布の問題集(セミナーやセンサーなど)(8月~12月)
3.センター試験の物理基礎の過去問(10月~12月)

必要に感じれば,

4.『短期攻略 大学入学共通テスト 物理基礎』(9月~12月)
※それなりの問題数があるので苦手なところから優先的にピックアップしてやると良い。
5.『ラーンズ』(基本は学校販売),各予備校の実践問題集(10月~12月)


共通テスト対策[物理基礎]は早めに取り掛かるのが鍵

共通テスト対策で物理基礎の問題を解くときには,間違えた問題に印をつけ,日にちを置いてから解けるようになるまで繰り返し解き直しましょう。

物理は,多くの問題が「丸暗記の詰め込み」では太刀打ちできません。
物理の概念や定義について「理解する」ことが必要になります。

そのためにも,早めに「理解できないところ」を明らかにしましょう。
10月からの詰め込みなどではなく,8月には取り掛かってください。

文系の方は特に文系科目に多くの時間を割く必要があるでしょうから,物理基礎の学習時間は「週に数時間」など,多すぎなくても良いです。
学習する期間を長く,少しずつ学習していきましょう。

 

まず共通テスト[物理基礎]の過去問を解いて研究してみよう

高1・高2の時に物理基礎を履修している人は,高3の8月中には2021年度の物理基礎の共通テストの過去問を解いてみましょう。

高1・高2の時に物理基礎はほとんど学習していなかったから何も分からないという人は,教科書と学校で配布された問題集(セミナーやセンサーなど)の基本問題を用いてざっと学んでから過去問を解いてみましょう。

「共通テストの過去問は1年分しかないから,やってしまうのはもったいない」という意見もあります。
とはいえ,過去問は出し惜しみをせず,ゴールを知ってしまった方が良いです。

こう言うと,「本番直前に,時間を計って共通テストの形式の問題を解きたい場合どうすれば良いの?」という質問があるかもしれません。

その場合,2020年度までの物理基礎のセンター試験の過去問も十分に使えます。
必要であれば『ラーンズ』や書店で購入できる各予備校の実践問題集を使用することもできます。


はじめは解けなくても構いません。
「どういう問題が出題されるからどういう力を磨かなければいけないのか」を把握した上で,教科書や問題集に取り組んでいった方が効率は良いです。

 

2021年度共通テストから見る、物理基礎のポイント解説

共通テストの理科基礎の出題の方針から引用します。

日常生活や社会との関連を考慮し,科学的な事物・現象に関する基本的な概念や原理・法則などの理解と,それらを活用して科学的に探究を進める過程についての理解などを重視する。問題の作成に当たっては,身近な課題等について科学的に探究する問題や,得られたデータを整理する過程などにおいて数学的な手法を用いる問題などを含めて検討する。

独立行政法人大学入試センター「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」より(2021年8月5日閲覧)

これを意識しながら物理基礎の学習に取り組みましょう。
とはいえ,これだけでは抽象的でわからないところもあると思います。

そこで,こちらのページで2021年度共通テストの問題の中からいくつか取り上げながら,学習する際のポイントについて考察します。

 

おわりに

共通テスト[物理基礎]の分析ページも含め,この記事で紹介したポイントを意識しながら,教科書,問題集,過去問に取り組んでいけば,共通テスト[物理基礎]対策の質を高めて学習していけると思います。

丁寧に1つ1つ理解をしていけば,物理基礎は他科目に比べて覚える分量は少ないです。
しかし,物理という科目は一朝一夕にわかるようになる科目ではありません。

わからないことを楽しみながら,1つ1つ物理がわかることを楽しみながら,学習が進められると良いですね。

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