[連載小説]像に溺れる #32 恣意的な者――像に溺れる ヤナガワサンにとっては、タバコが見つかり、停学処分を下されることは、彼女の日常的な学校生活の延長上にあるのかもしれない。 けれども遠藤は、教員からの差別的な扱い... 2021年4月24日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #31 差別の黙殺――像に溺れる 矢川先生がヤナガワサンの机のところまでたどり着き、クラスの空気が一気に重くなる。 各々が心拍数を計測されていたとしたら、きっともうこの段階でタバコの存在は明らか... 2021年4月17日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #30 持ち物検査――像に溺れる 校門を出たところに見覚えのある姿があった。 が、それが遠藤であることに気づくまで、妙に長く時間がかかったように思う。 彼女が私服だったから、というのではなかった... 2021年4月10日 鹿間 羊市
京都の歩き方 【特集】琵琶湖疏水~初めて電車を走らせた京都の電化事業~ はい、お疲れ様でございます。 突然ですが、日本で最初に「電車」が走ったのはどこでしょうか。 1872年、新橋―横浜間でしょ!って、いやそれは「日本最初の鉄道」。... 2021年4月7日 佐京由悠
[連載小説]像に溺れる #29 水中で生きる術――像に溺れる 「適応のハードルは同じじゃない。他よりハードルが高い人がいる以上、その人が適応できていないことをあげつらうのはフェアじゃない」 「それはそうだけどさ、それあの二... 2021年4月3日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #28 適応の形――像に溺れる 部室棟付近を先生が見回っていることをヤナガワサンたちに告げてから、昼休みに二人の姿を目にすることはなくなった。 彼女らと入れ替わりに、毎日違う先生が回遊魚のよう... 2021年3月27日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #27 密告――像に溺れる 先生はぼくにまっすぐ視線を向けていた。 太い眉と、いかにも頑なな精神を湛えた瞳は、ぼくを硬直させるのに十分な圧を持っていた。 人権はこういうところでも決まるのだ... 2021年3月20日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #26 揺るがされないゲージ――像に溺れる こちらには目もくれずにタバコ部屋に向かうヤナガワサンの背後で、遠藤はあからさまにニヤけた顔を浮かべている。 白沢はそれまでとは打って変わって、血の温度を感じさせ... 2021年3月13日 鹿間 羊市
[連載小説]像に溺れる #25 淘汰する側の者――像に溺れる 文化祭開けの教室は、それまでとは異なる空間になっていた。 ぼくには受信できない電波が、みんなに共有されているように思われた。 べつに、あからさまに無視されている... 2021年3月6日 鹿間 羊市
京都の歩き方 南禅寺~京都五山の別格~【佐京由悠の京都の歩き方】 はい、お疲れ様でございます。 「京都の歩き方」、今日訪れるのは南禅寺です。 京都のお写真でよく出てくるこの赤レンガ造りの「水路閣」。 こちらでも有名な南禅寺(佐... 2021年3月4日 佐京由悠