中世日本史の流れとテーマを押さえて苦手を得点源に変える勉強法3選

こんにちは。日本史の河原です。

今回は「中世の学習法」について紹介です。

中世に関して、生徒からは

  • 守護・守護大名・戦国大名など似たような用語が多い
  • 戦が多すぎて訳わからなくなる

といった声をよく聞きます。

今回は中世の学習法に悩んでいる方に向けて、中世学習で意識すること3選を紹介します。
ぜひ最後まで読んで中世を得意にするイメージを固めてください。

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中世学習で意識すること3選

最初に受験生が中世を学習するうえで意識することを3つ紹介したいと思います!

中世学習で意識すること3選
  1. 用語の意味を理解した学習を心がける
  2. 因果関係と時系列を意識した学習をする
  3. 問題演習をおろそかにしない

1つずつ見ていきましょう!

用語の意味を理解した学習を心がける

冒頭でも紹介しましたが、「守護」「守護大名」「戦国大名」の違いをしっかり説明できますか?

このように中世は似た用語が出てきて苦手意識を持つ受験生が多いように感じます。

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【例】荘園制が苦手なのは「意味を理解していない」から

たとえば、荘園制が苦手な受験生が多い理由の1つが意味を理解せずに学習している点があげられます。

最初の段階で意味を理解せずに丸暗記をしてしまうと、驚くほど問題が解けません。
自分で説明できない用語は必ず用語集などで意味を確認するようにしましょう。

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因果関係と時系列を意識した学習をする

これは中世特有のものではありませんが、因果関係と時系列を意識した学習をすることも重要です。

合戦の「原因→経過→結果」が入試でも問われやすい

合戦が苦手な方も多いですが、保元の乱・平治の乱・承久の乱・南北朝の動乱・応仁の乱といった戦いは原因→経過→結果が様々な形式の入試問題で問われるので、因果関係を意識するようにしましょう。

もちろん、因果関係は合戦だけではありません。歴史は因果関係の連続といえるので、それをしっかり説明できるようにしたいですね。

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政治史では用語から権力者や文化区分を答えられるようにする

また、政治史であれば、用語から権力者(将軍や執権)、文化史であれば、用語から文化区分を言えるようにしなければいけません。

「因果関係や時系列を意識した学習をしたいけど、自分では上手くまとめられない」という人には、『流れがわかる日本史ノート』(山川出版社)がおすすめです。

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問題演習をおろそかにしない

問題演習は全ての時代でやることが大切なのはいうまでもありませんが、中世は特に問題演習が重要だと感じています。

というのも、ここまで解説した「用語の意味を理解した学習」「因果関係や時系列を意識した学習」を振り返るのに、問題演習は欠かせないからです。

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【例】用語選択の問題で間違えた場合の原因分析

例えば、用語選択の問題で間違えたとしましょう。

その問題を間違えたのは、おそらくその用語と間違えてしまった用語の意味が分かっていなかったことが原因です。このように分かったつもりの部分を再認識できるのが問題演習と強みといえます。

以前の記事で問題演習の取り組み方を解説しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

「当たり前」をしっかりこなすことが中世学習の鍵

今回は日本史の中世学習を進めるうえで意識すること3選を解説しました。

中世学習で意識すること3選
  1. 用語の意味を理解した学習を心がける
  2. 因果関係と時系列を意識した学習をする
  3. 問題演習をおろそかにしない

当たり前のことしか言っていませんが、その当たり前をいかにしっかりこなしていくかが中世学習で重要と言えます。

ぜひ今後の日本史学習に活かしてくださいね!

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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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