受験生がやっておきたい現代文学習法――センター試験直前期編

早いもので12月31日(記事執筆時点)。
年末特有の街の雰囲気に飲まれそうになりながらも、目の前に迫ったセンター試験に焦りを覚えている受験生も多いことでしょう。

というわけで今回は、年末年始からセンター試験までに受験生が取り組んでおきたい現代文の勉強の仕方について紹介していきたいと思います。

センター試験本試験の過去問を中心に


この時期の現代文学習はもう過去問演習を中心にしていくべきです。

過去問演習(時間管理を意識しながら)→確認→足りない力を補う→解きなおし

の流れを意識しながらセンター試験現代文の過去問に取り組んでいきましょう。とはいえ、

「そんなことはわかっているけれど、どうすれば良いのかわからない」

そう思っている人もいるでしょうから、それぞれの具体的な取り組み方について少し解説してみます。

①時間管理を意識しながらの過去問演習


センター試験を「現代文・古文・漢文」で受験する人は嫌というほどわかっているでしょうが、センター試験の現代文(国語)で一番の壁となりがちなのが時間です。
センター試験国語は80分の試験時間の中で評論文・小説文・古文・漢文の、それぞれそれなりの長さを持った文章を読み、それぞれの設問に解答していかなければならないもの。

そんなに単純な話ではないとはいえ、わかりやすくするために時間配分を均等にした場合を考えてみると……

第1問(評論文)20分
第2問(小説文)20分
第3問(古文) 20分
第4問(漢文) 20分

ということになります(実際には人によって配分が異なるでしょうが)。
たとえば、第1問を20分で解こうとし、本文の通読に8分程度かかるとしましょう。
すると、単純計算するなら

本文通読――8分
問1~問6――各2分

ということになります。つまり、センター試験の国語はかなり時間制約の厳しい試験であるということが言えそうです。
そして一番最悪なパターンは、「どこかの大問に時間をかけすぎた結果、最後に解こうと思った大問に入った時点で残り時間がほとんどない」という状況です。

そこで、たとえば「第1問は25分で解く」というように自分の中で各大問ごとの時間配分をある程度決め、それを徹底的に意識して過去問演習に取り組んでいきたいものです。

②自分に足りない力を補う

センター試験の過去問を解く際に気を付けたいのは、「ただ闇雲に解き進めていくだけでは効果が薄い」ということです。
間違えた設問、時間がかかってしまった設問に対して「どんな力が足りなかったのか」まで考えられるとより良いでしょう。
少なくとも、その設問を解くために必要な考え方を確認していきたいところです。
そしてその際、参考になるのがこちら。

設問に対するアプローチの仕方に不安を覚えている人は過去問と並行して取り組んでみることをおすすめします。

ちなみに、センター試験を受験しない人は12月の学習方針を見てもらえればと。

たまに振り返りつつも、前進あるのみ

受験生にとって最も重要なことは、後ろを振り返り続けることではなく、少しずつでも前を向くことです。

2019年がうまくいった人も、思うように学習を進められなかった人も、全てはここから。
時に振り返りながらも、前を向き続けていきましょう。

「今更こんなことやっても……」と思うことだってあるかもしれませんが、そんなこと言っていても何も始まりません。
やらない言い訳はすぐに思いつきますが、必要なことをやり続けない限り道は開けないものです。

2019年は今日で終わり。
今年の歩みを少し振り返りつつ、2020年を飛躍の年にしていきたいものですね。

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