現代文が「わかる」から「できる」に変えるための本文読解の復習法

現代文学習では「わかる」だけでなく「自分でできる」状態を目指すことが最大のポイントです。
しかし、「自分でできる」ようになるための勉強と言われてもよくわからないという悩みを抱えていませんか?

今回は、現代文が「自分でできる」ようになるために取り組むべき「本文読解の復習方法」をご紹介します。

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「わかる」を「自分でできる」に変えるための復習の方法

意識しておきたいのは次の4つです。

現代文の演習・復習で意識すべきこと
  1. 学んだことを意識しながら問題演習を行う
  2. 本文を再読し、内容を理解する
  3. 語句・知識を確認する
  4. 本文を図式化・要約してみる
  5. 学んだことを意識しながら設問を解き直す
  6. 語句・知識を確認する
  7. ①に戻る

大前提として、問題演習をする際は必ず「それまでに学んだことを意識しながら問題演習を行う」ことを心がけましょう。
今回は④までの「本文読解」に関する復習の具体的な手順を掘り下げていきます。

▼設問の復習については次の記事で詳しく解説します。

まずは本文を再読し、内容を理解する

現代文の復習をする際、まずは本文の再読から取り組んでみてください。
本文を読み直し、そこに書かれていた内容がどのようなものだったのか理解することを目指します。

ただ単に自分が楽しむための読書であればある程度「自分なりの理解」で良いのかもしれませんが、大学入試の現代文で求められていることはそうではありません。

文章に書かれている内容を(自分なりにではなく)正確に理解し、設問に的確に解答していく力が求められています。

現代文で「自分なりの理解」から脱出するには「読み方」の理解が前提

現代文の学習では、自分なりの理解からより正確な理解へとステップアップしていくために、前提となる「読み方」を習得しておく必要があります。

「読み方」が不安な場合、以下の参考書などを用いて読むときに意識すべきポイントを確認しておきましょう。

【初級〜中級】
  • 『船口のゼロから読み解く最強の現代文』
  • 『スマートステップ現代文』
  • 『高校現代文をひとつひとつわかりやすく。』

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【中級〜上級】
  • 『無敵の現代文記述攻略メソッド』
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まずは、これらの参考書や授業を通して学んだ「読み方」を意識しつつ「なぜそこに注目するのか」を考えながら本文を再び読んでいきます。

必ず、自分の理解が「本文解説」と一致しているか確認する

現代文の復習をここまでに紹介してきたやり方で進めてきたら、自分が理解した内容と本文解説で述べられている内容が一致しているかどうかを確認します。

もし、自分が見落としたポイントや誤って理解していた内容があったら、本文中のどこからそれが読み取れるのか、なぜそこに注目するのか、どうしたらそこに注目できるのかを考えてみましょう。

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本文を図式化・要約してみる

学んだ「読む際のポイント」を意識しながら文章をゆっくり読み直してみても、書かれている内容が難しい、一文一文はわかる気がするけれど、文章のつながりがわからない…という場合、本文を図式化してみるのもおすすめです。

学校や予備校の先生が授業中に書く板書や、先ほど取り上げた参考書に掲載されている「本文解説図/本文メモ」のような図の形でまとめられているページを参考にしてみてください。

最初は難しいかもしれませんが、図式化しながら本文を丁寧に読んでいくうちに、少しずつ内容が掴みやすくなってくるはずです。

文章を要約し、文章構造・内容を理解できているかどうかを確認する

ある程度現代文の学習に慣れてきた人は、こうして文章の内容を理解しながら読んだ後に、「文章要約」に取り組んでみることもおすすめです。

文章を要約してみることで、自分がきちんと文章の構造や内容を理解できているかどうかを確認しやすくなります。

要約の具体的な方法や注意点については改めて丁寧に書きたいと思いますが、先ほども紹介した『無敵の現代文記述攻略メソッド』の中で詳しく解説されています。

ぜひ参考にしてみてください。

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本文の読み方がきちんと身についているか確認する方法

現代文を学習する際には、学んだ「考え方」を自分が身につけられているか確認することが重要です。
つまずく原因は人それぞれ違うので、「自分が」どこで間違っているのかを知ることが欠かせません。

本文の内容を読み取れているかどうかをを知るのに最適なのは、自分の作った本文要約や記述解答を誰かに「添削」してもらうことです。

現代文の添削は、学校の先生や塾・予備校の講師にお願いするという方法もありますが、通信添削講座を活用してみるのもおすすめです。

≫現代文でおすすめの通信添削:【Z会の通信教育 高校生向けコース】

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語彙・知識を確認する

問題演習をした際や、本文の再読をした際に「理解があやふやだ」と感じる語句や知識を習得していきましょう。

理解があやふやな語句を辞書で確認する

知らない語句や理解があやふやな語句に出会うたびに辞書で確認するという作業が欠かせません。

知らない語句だけでなく、「見たことはあるし知っているけれど,意味はあやふや」という語も辞書で確認してみることをおすすめします。

知らない語句はまだしも、「理解があやふやな語句」についてはスルーしてしまいがちかもしれません。
それでも丁寧に文章を確認して、理解があやふやな語句を見つけたら辞書を引くということを意識していきましょう。

前提となる知識を確認する

現代文で出題される文章の中には、「触れたことがなければなかなか理解しづらい」ものがたくさんあります。

たとえば、

言葉より先に物や概念が存在しており、言葉を使ってそれらに名前をつけているのではなく、言葉があるからこそ物や概念を認識することが可能である。

という文を見た時に、こうした考え方に触れたことがなければ「???」となってしまう可能性があります。

さらには、文章の中で「大作曲家たち」の例として「バッハ」「モーツァルト」「ベートーヴェン」が挙げられていたとしても、彼らが作曲家であるということを知らなければ、これらが具体例だと気づくことも難しいでしょう。

「現代文の問題である以上、知識がなくても解けなくてはならない」という意見も一理ありますが、読むための前提知識がなければ文章を理解しづらい/前提知識があれば理解しやすいというのもまた事実です。

語彙・知識の学習に活用したい参考書

文章内で出会った語彙や前提知識を確認していくのと同時に、参考書を用いてみるのも大切です。
その場合、これまでEducational Loungeの中でも何度か触れていますが、以下の参考書を用いてみるとよいでしょう。

語彙・知識の学習で使いたい参考書
  • 現代文キーワード読解(Z会出版)
  • イラストとネットワーキングで覚える 現代文単語 げんたん(いいずな書店)

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おわりに——「わかった」から「自分でできる」へ

あらためて、現代文の学習で最も重要な意識は

「わかる」だけでなく「自分でできる」状態にする

ということです。

もちろん簡単なことではありませんが、今回の記事を通して紹介した現代文の復習手順をベースにして丁寧な学習を積み、文章や設問と向き合いながら、より充実した現代文学習を進めてください。

次の記事では「設問の復習方法」について解説していきます。

現代文の演習・復習で意識すべきこと
  1. 学んだことを意識しながら問題演習を行う
  2. 本文を再読し、内容を理解する
  3. 語句・知識を確認する
  4. 本文を図式化・要約してみる
  5. 学んだことを意識しながら設問を解き直す
  6. 語句・知識を確認する
  7. ①に戻る

▼設問の復習については次の記事で詳しく解説しています。

『スマートステップ 現代文』書籍情報

  • 書名:『スマートステップ現代文』
  • 出版社:Z会
  • 著者:羽場雅希[著]・Z会編集部[編]
  • 発売日:2023年3月10日
  • 定価:1,100円(税込:1,210円)

第1章「学習法編」補講
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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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