日本史の共通テスト対策に効果的な勉強法まとめ【資料と知識】

こんにちは。

今回は日本史の共通テスト対策についてです。
2021年1月に実施された本試験の傾向を踏まえ、普段の学習で気を付けるべきこと、過去問演習などの共通テスト対策はいつやるべきかなどを解説していきます。

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共通テスト日本史の傾向――2021年を踏まえて

2021年1月に初めての大学入学共通テストが実施されました。

過去2度実施された試行調査と比較して、前身のセンター試験形式の知識を求める問題が増えたことが特徴として挙げられると思います。

始まったばかりのテストなので、今後試行調査の難易度に徐々に寄せていく可能性もありますが、2021年の問題レベルが今後のベースになっていくと僕は予想しています。

資料問題対策――資料と知識の組み合わせに注意

日本史の共通テスト対策で特に強調されるのが、資料問題対策です。
初見の史料や図などの読み取り問題が多く、共通テストで特に注意しなければいけない問題の1つと言えるでしょう。

しかし、試行調査ならびに共通テストの正答率を見ると、単純な資料読み取り問題の正答率は高い傾向にあります。一方、資料と知識の組み合わせ(特に時期判定を必要とするもの)の正答率が低い傾向にあります。
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日本史の共通テスト対策は知識問題対策から

以上の傾向から、日本史の共通テスト対策でまず取り組むべきことは、教科書レベルの知識を入れることです。
資料問題が独特なので注目されがちですが、受験生の正答率をじっくり調査すると、やはり差がつくのは知識問題なのです。

そのため、まずは知識問題対策を行い、そのうえで過去問演習をしながら資料問題対策をするという流れがベストでしょう。

具体的にどのようなことに気を付けて日常学習を進めていけばいいのか次に解説したいと思います。

普段の日本史学習では「時期」を意識した学習を心がける

普段の日本史学習で気をつけたいことは、時期を意識した学習をすることです。

これは前身のセンター試験から続く傾向ですが、日本史では並び替え問題や時期判定を必要とする正誤判定問題の正答率が非常に低く、多くの受験生が苦手意識を持っています。

これは直前に付け焼き刃で獲得できるものではありません。

日本史学習をする際、常に政策から権力者(天皇・将軍・内閣など)や世紀を言えるようにする、文化史であれば人物や作品名から文化区分を言えるようにする必要があります。
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西暦年よりも世紀や権力者・文化区分を中心に覚える

日本史の共通テストでは西暦年を覚えるよりも世紀や権力者・文化区分をしっかり言えることを目指した方が効率がよいです。
こちらの記事にも詳しく書いていますので、お時間ある方は参考にしてみてください。

一問一答的な知識ではこれらの知識を獲得することはできません。日本史学習では常に「世紀や権力者・文化区分」を意識するようにしましょう。

どうしても言えないものに関しては、権力者と政策が一目でわかるような簡易なまとめを作ったりするのもいいでしょう。

ただし、これまでの記事でも何度か言及しているように、「まとめ」を作るのに時間をかけてはいけません。これはあくまで作業なので、勉強時間としてカウントしないようにしましょう。

あくまで頭の整理・覚えることに注力してください。

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過去問演習などの「共通テスト対策」は通史学習が完了した段階で始める

過去問演習などの共通テスト対策はいつ・どのように始めるべきでしょうか。

基本的には私立・国立志望者ともに通史学習が完了した段階で始めましょう。
できれば11月中旬、遅くとも12月からは自分の志望校の過去問演習と同時並行で進めたいところです。

まずは「センター試験」の過去問から取り組む

具体的には、共通テストも差がつくのは知識問題である以上、まずは前身のセンター試験の過去問に取り組みましょう。
高得点を狙う方は最低10年分はやるべきです。

各予備校などから出ている予想問題集の方がよいのでは?

という意見もあるかもしれません。
しかし、2021年度の共通テスト日本史の問題を分析すると、かつてのセンター試験の対策法はそのまま共通テスト対策にも使えることがわかります。

また、今回の共通テストの問題もかつてのセンター試験で類題が難問も出題されているのです。そのため、まずはセンター試験の過去問を使って知識の確認を徹底的に行ってください。

時期判定の問題が苦手な方は、並べ替え問題だけさらにさかのぼって取り組むこともおすすめです。
そのうえで、試行調査や共通テストの予想問題などを使いながら、共通テスト特有の資料問題などの対策を行いましょう。

おわりに

今回は共通テストについて解説をしました。

日常学習で時期を意識した勉強をすることが共通テストで高得点を取るための必須条件です。
そして、できるだけ早く通史を終わらせて、過去問演習に入りましょう。

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※本記事はプロモーションを含む場合があります。

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